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現実を変える「3つの法則」とその共通点

現実を変える「3つの法則」とその共通点
斉藤 恵一 セルフマネジメントプロデューサー

執筆者
斉藤 恵一 セルフマネジメントプロデューサー

大学時代に歌舞伎町のホストの世界に飛び込むも半年間売り上げゼロ。そこから心理学を学びセルフブランディングに取り組み、約6年間売上げNO.1となる。現在は企業向けのコンサルティングやメンタリング、人材育成に取り組む一方、「ナカイの窓」や「ダウンタウンDX」等テレビ出演及び書籍やコラムの執筆等で活動中。

「今の自分に不満があって自分を変えたいと思っている」「自分を変えたいけど何をすればいいか分からない」など、今のご自身に不満があって人生がうまくいかない時、「自分を変えて充実した人生を送りたい!」と考える方は多くいらっしゃることでしょう。

しかし安心してください。実は、「自分」を変えることは難しいことではありません。手順に従い、理想のご自身に向けた行動計画を立てた後、行動を継続していけば、ほとんどの方は「自分を変える」目的を達成することができます。

とはいえ、「自分を変えたいと漠然と考えているだけで具体的にどうすればいいか分からない」「そもそもどんな行動をすればいいのかピンとこない」という方も多いかもしれません。そこで今回は、現実を変えるための「3つの法則」をお伝えします。



1.いつもと違う選択をしてみる


まず大前提として、現実を変えるための大事なポイントは「コンフォートゾーン」を移行させるという点です。「コンフォートゾーン」といわれても、よく分からない方もいらっしゃるかもしれませんが、「コンフォートゾーン」とは、「快適な空間」を意味する言葉で、心理学などでは「ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所」を指します。この「コンフォートゾーン」を移行させることが重要なキーワードになってくるのですが、現実を変えるためには、具体的にどうしていったらいいのか?といいますと、簡単な話、行動を変えるしかありません。

  • どこに向かうのか?
  • どうなりたいのか?

まずはそれを決めることです。

そして、もう1つ重要なポイントは、その方向性です。「何を」やるのかということです。例えば、ある岐路に立ったとき、あなたはAを選びますか、Bを選びますかと問われたとします。いつものご自身だったら、つまり過去のコンフォートゾーンの中にいるご自身であればAを選んでいたはずだ、というのであれば、無意識にまたAを選んでしまい、きっとこれまでと同じような結果を得ることになります。

因果応報という言葉がある通り、結果には必ず原因があり、その原因の元となっているのが「判断基準」です。この「判断基準」とは結果を左右するものです。

どのように生まれるのかというと、私たちが今まで見てきたこと、聞いてきたこと、学んできたこと、教えてもらったことなどによってできる記憶が、人ぞれぞれの「価値観」を作り出し、コンフォートゾーンを形成していくことになります。私たちはそのコンフォートゾーンから、結果を左右する「判断基準」を生み出し、日々選択を繰り返していきます。ですので、いつもAを選んでいた方は、無意識にやっぱりAを選ぼうとしてしまいます。そうなることで、いつもと同じか、又はこれまでとさほど変わらない結果がやってくるわけです。

ですから「現実を変える3つの法則」の1つ目は「いつもと違う選択をしてみる」ということです。いつもと違う選択をするということはとても怖いことではありますが、勇気を持ってやってみることが大切です。

そしてもう1つ、「素直」であるということです。

おそらくこれから先、皆さんも多くの方と出会い、色々なアドバイスを受けていくことになると思うのですが、そこでアドバイスをもらったらそのまま素直に受け取ってまずは行動してみるということです。そのアドバイスをしてくれた方はもしかしたら皆さんの今の価値観とは違う価値観をお持ちかもしれません。ご自身とは違う判断基準を持っているから、ご自身がAだと思っていたとしても、その方はBというかもしれません。そのときに素直に「そうなんだ~じゃあBをやってみようかな~」と素直に感じて、理屈抜きで行動してみるということなのです。そして行動してみた結果どうだったかということを、アドバイスをしてくださった方にフィードバックします。「あなたの言われた通りやってみたのですけど、こうなりました」ということを伝えれば、またきっとアドバイスをもらえるでしょう。

その時、一番やってはいけないことは、折角、アドバイスをしてもらっているのに理屈で考え、ご自身を正当化して、今までのご自身の価値観を貫いてしまうことです。皆さんにアドバイスしてくれる方々は、良かれと思ってアドバイスをくれています。それなのに今までのご自身の価値観を持ち出して、「でも」「だって」と言われたら、おそらくアドバイスをしてくれた方々は、「それなら勝手にやればいいじゃないか」「じゃあ何で質問してくるの?」と思ってしまいます。

しかし、ご自身の思うまま、ご自身の価値観通りにやってみたらどうなるかというと、先述の通り。きっと今までと同じ結果がやってくるということです。とても単純なことです。

だからまずはどうなりたいのかを決めて、そしてアドバイスをいただいたら、そのまま素直に行動するということです。いつもと違う判断基準になる可能性が高いわけですが、恐れずにいつもと違うことをやってみるということです。

2.行動を変えるために言葉を変わる

2.行動を変えるために言葉を変わる

人間の行動に大きく影響を与えるのは言葉です。「口癖を変えると人生が変わる」という話を耳にしたことがある方も多いでしょう。

一見すると非科学的なスピリチュアルにも思える「言葉が現実を引き寄せる」という話ですが、これは、脳科学や認知科学、心理学でいう「プライミング効果」で説明ができます。言葉が行動に影響を与える効果のことです。

「引き寄せの法則」では、実際には「言葉」が現実を引き寄せてくれるわけではなく、言葉が私たちの“記憶”に影響を与えており、その記憶が私たちの認識に影響を与えることで、自分の都合に「引き寄せて」現実を見られるようになると考えられています。

この言葉を変えるということは思考を変えるということにつながります。思考が変わるから結果が変わり、結果が記憶となり、新しいコンフォートゾーンが形成されていくわけです。

例えば、なかなかクリアできない難しい問題がある時に、「どうしたらクリアできるだろうか?」という言葉を連想する場合と「なぜできないのだろうか?」と考える場合では、行動の質も結果も変わることは簡単に想像できると思います。

言葉というのはとても重要です。なぜならば私たちの思考は「問いかけ」に対し答えを出そうとするものだからです。

「どうしたらうまくいくのかな」と問いかければ、それに対する答えが出てきます。答えを一生懸命引き出そうと頑張るわけです。

「なんでうまくいかないのかな」という問いかけをすると、うまくいかない理由が出てきます。そして、やっぱりうまくいかないから、「自分はうまくいかない」という価値観が定着していきます。それくらい言葉の影響力というものはとても強いので、ぜひ、意識して過ごしてみてください。

3.考えるだけでなく物理的に行動をしていく

次に3つ目のポイントですが、今までのコンフォートゾーンから抜け出し、勇気を持って新しいコンフォートゾーンに飛び込むということです。その時に何もできなくても良いのです。新しいコミュニティに入って行ったけれど、交流ができなかったとか、挨拶もできなかったとか、何もできなかったと落ち込む必要はありません。

ただ、とにかく物理的にその場に行くということだけでも、これは大きな進歩なわけです。その場(コンフォートゾーン)にも波動というものが存在しています。その波動を作っているのは、その場にいる方々です。

例えば、ディズニーランドに行くとハッピーな波動が流れているのを感じませんか?ディズニーランドに行くと何故かテンションが上がってハッピーな気分になると思います。ディズニーランドに行くと、不安なことや辛いことがあったとしても、なぜかハッピーな気持ちになると思います。なぜかというとその場のいる方々が発している波動が伝播していくから。だからなぜかディズニーランドにいる間はとても幸せな気分に浸れるわけです。

その逆も然りで、例えばネガティブな感情を持った方々が集まるとその場の空気も淀んだものとなり、どんなに幸せなことがあったとしても、そのコミュニティに行くだけで自分までネガティブなってしまうことがあったりします。

映画館に行くと「喋ってはいけない」という空気感があります。だから映画館に入ると無意識に静かにしていようと思うわけですよね。これが「場の空気によって人は動かされている」ということです。

ということは、ご自身が理想としている方々がいるコンフォートゾーンに飛び込んで行くだけで、その波動に影響を受けるということです。せっかく行ったのに何も交流できなかったとか、名刺交換ができなかったとか、落ち込む必要はいりません。そこに居るだけで、人生が変わっていくということなのです。

何もできなかったとしても自分を責めるのではなく、新しい一歩を踏み出せたということをぜひ労って欲しいと思います。

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