更新日
公開日

家族で楽しく続ける!節電習慣の作り方

家族で楽しく続ける!節電習慣の作り方
春緒 (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

春緒

大学院修士課程修了後、国語科非常勤講師(中・高)や大学での勤務を経て、Webライターに。FP2級を保持。資産運用や節約のコツなど、お金の話題が得意です。そのほか事業紹介から恋愛コラムまで、年間約400本の記事を執筆しています。最近はハマっているのはパン作り。焼き上げたそばから、子どもたちに食べつくされるのが悩みです。

電気料金の値上がりや環境意識の高まりを背景に、家族みんなで無理なく楽しく続けられる節電の工夫が求められています。特にお子さんがいるご家庭では、節電を「我慢」ではなく「楽しみ」として習慣化することがポイントです。

今回は、家族全員で楽しみながら継続できる節電習慣の作り方や、子どもでもできる具体的なアイデアを紹介します。ぜひ、ご家庭で新しい節電習慣をスタートしてください。

家族で節電に取り組むポイント

家族全員で節電を習慣化するには、「誰もが主体的に参加できる」「継続しやすい」仕組みづくりが重要です。そのポイントは「成果を見える化」と「楽しめる工夫」です。

成果を見える化する

何かを続けるには、「できた!」が見えるとぐっとやる気が出ます。電気会社から届く使用量のお知らせや請求書を確認するのもよいですが、もっと身近な方法としてカレンダーの活用がおすすめです。

家族で「今月の節電目標」や「できることリスト」を話し合って決め、達成できた日はカレンダーに〇印やシールを貼りましょう。

成果を見える化する
前月との比較や月ごとの目標設定も、家族のやる気アップに効果的です。

こうした「見える化」で、家族みんなの頑張りが一目でわかり、自然と節電習慣が定着しますよ。

楽しめる工夫をする

節電は環境のためにも大切ですが、「やらなければ」と義務感で続けるのはなかなか難しいものです。無理なく継続するためには、日々の節電を「ゲーム感覚」で楽しむ工夫が効果的です。

たとえば、家族で節電アイデアを一覧表にし、その日実行できた項目をポイント化して記録してみましょう。月末や目標達成時に、合計ポイントを競い合い、優秀者にはちょっとしたご褒美を用意するのもおすすめです。

特にお子さんがいるご家庭では、年齢に合わせて加点ルールを工夫したり、できた回数に応じてシールや小さなプレゼントを用意すると、より楽しみながら取り組めます。

このように、「家族みんなで楽しみながら続ける」ことで、節電が自然と「自分ごと」になり、無理なく習慣化できるはずです。

子どももできる!家庭の節電アイデア

節電は、子どもにとっても資源や環境の大切さを学ぶ良いきっかけになります。

家族で一緒に楽しめる具体的なアイデアを紹介します。

照明の節電チャレンジ

まずは、使っていない部屋の電気を消す習慣から始めましょう。

照明の節電チャレンジ
人がいなくなる時、リビングや自室の電気を忘れずにオフ!

部屋の出入口に「電気消したかな?」カードを貼って、できたらシールやスタンプを押すと、ゲーム感覚で楽しめます。兄弟姉妹がいる場合は、それぞれのカードを用意して競争するのもおすすめです。

また、季節のイベントをきっかけにするのも効果的です。

たとえば、「100万人のキャンドルナイト」(夏至の日に電気を消してキャンドルだけで過ごす)や、冬至の「ゆず湯キャンドルナイト」など、日本の伝統行事と組み合わせると、子どもの印象にも残りやすくなります。

電気の仕組みや家電の使い方を学ぶ

節電を行うことは、電気に対する意識を高めることです。ぜひ、節電しながら電気の仕組みや家電の使い方を教えてあげてください。

例えば冷蔵庫は、「開けたらすぐ閉める」のが節電の基本。タイマーをつけ、冷蔵庫を開けてから閉めるまでの時間を測ってみましょう。

電気の仕組みや家電の使い方を学ぶ
小さなお子さんは大人や兄弟と一緒にチャレンジしてみましょう。

たとえば、買ってきたジュースが冷蔵庫で冷えるまでにかかった時間を、扉の開け閉めの回数や時間と照らし合わせて記録するのもおすすめです。こうした体験を通じて、「家電を正しく使うことで電気の消費量を減らせる」ということを、実感しながら学ぶことができます。

また、家庭の消費電力は季節によっても大きく変わります。特に暖房は冷房よりも多くの電力を使うのが一般的です。実際の年間消費量のグラフや明細を見せながら、「どの季節に特に節電が必要か」を家族で話し合ってみるのも、節電意識を高める良いきっかけになります。

おわりに

家族みんなで取り組む節電習慣は、電気代の節約はもちろん、子どもには資源の大切さを、大人には協力する楽しさや達成感をもたらしてくれます。また、地球環境に貢献できるという充実感も得られるでしょう。

無理なく、そして楽しみながら工夫することで、「我慢の節電」から「みんなで創る節電」へと家族全員の意識が変わっていきます。

ぜひ今日から、ご家族で新しい節電習慣を始めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする