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夏の電気代をクールダウン!無理なくできるエアコン節約術

夏の電気代をクールダウン!無理なくできるエアコン節約術
ゆーたか (CROCO_コラム企画ライター)

執筆者

ゆーたか

理学療法士、パーソナルトレーナー、2級FP技能士。ライターとしても活動している5人家族30代パパ。医療・金融系メディアで累計200本以上執筆。趣味は家電をフル活用して家事を効率化することと読書。家族と家計の健康を守るために日々奮闘中。

「夏になると電気代が跳ね上がる……」そんなお悩みはありませんか?とくにエアコンは家庭内の消費電力の大くを占め、使い方次第で電気代に大きく影響します。

しかし、節電のために暑さを我慢するのは現実的ではありませんよね。実は、エアコンを無理なく効率よく使うための節約術は意外とカンタン。すぐに実践できる方法ばかりです。

この記事では、「快適さを保ちながら、我慢しないで節電するコツ」を、わかりやすくご紹介します。ぜひ今日から取り入れて、夏の電気代を賢くクールダウンさせましょう!

エアコンの設定温度と風量の最適解

エアコンの設定温度と風量の最適解
エアコンは「温度28℃・風量自動」が節電&快適のベストバランス。

エアコン節電の基本は「設定温度」と「風量」の調整です。ここでは、夏の電気代を無理なく抑えるためのエアコン設定のコツを解説します。

おすすめの設定温度は「28℃」

「夏はエアコンを28℃に設定するのがいい」とよく言われますが、これは環境省も推奨している基準です。快適さと節電のバランスが取れた温度とされており、電気代の削減に効果があります。

ただし、28℃では暑く感じる方もいます。その場合は、扇風機や除湿モードを併用して体感温度を下げると良いでしょう。

湿度が高い場合は除湿を活用する

湿度を下げると体感温度がぐっと下がるため、冷房よりも消費電力を抑えられる場合があります。

環境庁の基準では、室内の湿度は40〜70%に収まるようにと言われています。フローリングのベタつきが気になる時など、エアコンの除湿機能を活用しましょう。

エアコンの「再熱除湿」や「ソフト除湿」機能を選ぶことで、室温をあまり下げずに湿度だけを調整でき、不快なムシムシ感を解消しながら電気代の節約ができます。

風量は「自動運転」がいちばん効率的

自動運転は、部屋の温度に応じて風量が調整されます。必要なときにパワフルに、落ち着いたら省エネモードに切り替わります。

「風量を弱くすれば節電になる」と思われがちですが、弱風だけで使い続けると、室温が下がるまで時間がかかり、結果的に電気代が高くなることもあります。そのため、必要なときだけ強く、その他は抑えながら冷房できる「自動運転」が一番効率的です。

就寝時はつけっぱなしが良いことも

夜間はタイマーでエアコンを切るより、一定温度でつけっぱなしの方が快適に眠ることができます。また、消費電力も日中より少なくなるようです。

夏場の夜は外気温が下がるので、エアコンの消費電力が少なくて済みます。就寝時は、設定温度を27〜28℃にして風量を自動にすると、冷えすぎを防げるでしょう。また、人は体温が下がると眠りが深くなるため、寝苦しい夏は一定の涼しさを保つことで快眠にもつながります。

扇風機・サーキュレーター併用で冷房効率を最大化

扇風機・サーキュレーター併用で冷房効率を最大化
冷気を部屋全体に循環させることで、同じ設定温度でも涼しさが段違い!

設定温度を下げなくても、体感温度を下げられれば快適さは保てます。そこで活躍するのが、扇風機やサーキュレーター。これらを上手に使えば、冷房効率がアップし、結果的に電気代の節約にも直結します。

扇風機・サーキュレーターの併用で電気代が節約できる

冷房運転中は、冷たい空気が足元に溜まっていきます。そのままでは足元が冷え、上のほうは暑い、といった温度ムラができてしまいます。

そこで扇風機やサーキュレーターを回して室内の空気を循環させると良いでしょう。足元の冷たい空気が上に上がるため、温度ムラがなくなり、同じ設定温度でもより涼しく感じられます。その結果、エアコンの設定温度をムダに上下させずに済み、電力の消費を抑えられます。

エアコンの冷気を効率よく循環させる配置は上向き

まずは、エアコンの風向きを水平に設定します。扇風機やサーキュレーターは、上向きで天井に向けて回しましょう。

エアコンから水平に出た冷気が降りてきたところを、扇風機の風で持ち上げることで、冷気を部屋全体に循環させることができます。

さらに顔や首に冷気が当たると体感温度が下がります。そのため、エアコンの設定温度を上げても快適さを保てるでしょう。その結果、電気代の節約につながります。

日差しをカット!窓辺の工夫で室温上昇を防ぐ

日差しをカット!窓辺の工夫で室温上昇を防ぐ
ロールカーテンやすだれ、断熱シートの活用で、直射日光による室温上昇をしっかりガード。

夏の室温上昇の多くは、窓から入る日差しが原因です。エアコンの効きを良くするには、室温そのものを上げない工夫が重要です。ここでは、窓辺でできる簡単な対策を紹介し、ムダな電気代をカットする方法を解説します。

遮光カーテン・断熱シートを活用する

日差しを防ぐアイテムとしておすすめなのが、遮光カーテンや断熱シート。窓からの熱の侵入を遮ることで、室内の温度上昇を抑え、エアコンの稼働時間を短縮できます。特に南向きや西向きの窓には、遮光性の高いカーテンや断熱材を導入することで、大きな効果が期待できます。

すだれやグリーンカーテンも効果的

昔ながらの「すだれ」や、ゴーヤなどの植物で作る「グリーンカーテン」も立派な節電アイテムです。外側で日差しをカットすることで、窓ガラスが熱を持ちにくくなり、室温上昇を防ぐ効果があります。見た目にも涼しく、自然の力を活かしたエコな対策としてもおすすめです。

おわりに

エアコンの電気代を節約するには、「設定温度の見直し」「扇風機やサーキュレーターの併用」「窓辺の遮熱対策」など、今すぐできる小さな工夫が大きな効果を生みます。無理に我慢するのではなく、エアコンを上手に使って快適さと節電を両立することが大切です。今年の夏は、ちょっとした意識の変化で、家計も身体も涼しく快適に過ごしてみませんか?

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、最新情報はホームページ等でご確認ください。

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