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新幹線を格安で乗る方法!割引きっぷとツアーの活用術

【cro0105下書き済み】新幹線を格安で乗る方法!割引きっぷとツアーの活用術
たかはる

執筆者

たかはる

大手銀行で個人向け営業として幅広い金融相談に携わった経験を生かし、現在は金融ライターとして活動中。
FP2級・終活アドバイザー資格保有。
クレジットカードは約30枚、銀行口座も10以上を自ら開設・利用するなど、徹底したユーザー目線が強み。
計4カ国、約15年の海外生活で200超の世界遺産を旅し、海外での暮らしのお金にも詳しい。
親の介護と相続をきっかけに、終活や老後のお金についての情報発信も行っている。

「新幹線、もっと安く乗れたらいいのに…」と思ったことはありませんか?実は、割引きっぷや旅行商品をうまく活用するだけで、通常より大幅に節約できる可能性があります。この記事では、主要な割引サービスの特徴から、具体的な予約・乗車手順までをやさしく解説。交通費を節約して、旅行や出張をもっと気軽に楽しみましょう。

主要サービスの特徴と実際の節約額

主要サービスの特徴と実際の節約額
旅行計画を立てながら、各サービスの割引率を比較してお得に乗車!

新幹線や特急をお得に利用できる予約サービスが増えていますが、実際にどれほど安くなるのか気になりますよね。各サービスの特徴と割引率を比較し、具体的な節約額を紹介します。

EX予約・スマートEX・えきねっと・e5489の料金と割引率比較

新幹線のネット予約サービスは、利用する区間ごとに以下のように使い分けるのが基本です。

  • 東海道・山陽新幹線        EX予約・スマートEX
  • 東北・上越新幹線・東日本エリア  えきねっと
  • 北陸新幹線・西日本エリア     e5489

各サービスと運賃の割引率の例を表にまとめました。

区間例通常料金割引サービスと料金(割引率)
東京~新大阪14,720円EX早特21:12,980円(約12%OFF)
東京~博多24,010円EX早特21:17,920円(約25%OFF)
大阪~博多16,220円e5489スーパー早特:13,100円(約19%OFF)
東京~金沢14,380円e5489 WEB早特14:9,920円(約31%OFF)
東京~仙台10,890円えきねっとトクだ値スペシャル:5,440円(約50%OFF)
※2025年9月現在 割引率・適用区間は商品や季節、列車種別、利用条件によって随時変動。

新幹線をよく利用する人には「EX予約」がおすすめ。年会費はかかりますが、通常利用でも毎回割引があり「EX早特21」を使えば最大25%OFFと大幅に安くなります。気軽に使いたい場合は「スマートEX」。年会費不要で通常運賃から割引が受けられます。

旅行や帰省の際は、「えきねっと」の「トクだ値」や「e5489」の「WEB早特14」がおすすめ。15~50%OFFの割引が適用されることもあります。年会費もかかりません。各サービスの公式サイトでセール情報をこまめにチェックするのがおすすめです。

こだま限定ツアーやパックツアーで半額近くになる例

こだま限定ツアーやパックツアーで半額近くになる例
「ぷらっとこだま」など限定ツアーなら、通常より約2割もお得に!

こだま限定ツアーやパックツアーを使えば、新幹線を通常より安く利用できます。代表的な「ぷらっとこだま」は、東京〜名古屋8,710円、東京〜新大阪11,110円。通常期より約20%割安です。ドリンク引換券付きでチケットレス乗車も可能です。

「EXダイナミックパック」や「ずらし旅」など新幹線+宿泊セットは価格変動型で、割引率は公表されていませんが、普通車で約20%前後、条件次第で30%前後、グリーン車で40%前後の割引があることも。

ただし多くは「こだま」限定で座席数・販売数に制限があり、変更やキャンセルに制限や手数料がある場合も多いため、申し込み前に必ず条件を確認しましょう。

学割・往復割引などの併用でさらに安くする方法

学生の長距離移動は「学割」と「往復割引」を併用することで大幅に節約可能。対象は片道601km以上の往復利用で、たとえば新大阪~博多(約622km)では通常32,440円のところ、学割+往復割引の併用で26,540円まで下がります。

さらにJR西日本エリアなら「eきっぷ(J-WESTカード会員専用)」JR東日本エリアなら「えきねっとトクだ値」を利用することで特急券がさらに5~10%程度割引されるケースもあります。

乗車券は学生証を持参して窓口で購入し、特急券は各エリアのネット予約サービスを利用するとスムーズです。

なお、往復割引制度は2026年3月で終了予定です。それ以降は学割のみが適用されますので注意しましょう。

予約から乗車までの具体的な手順と注意点

予約から乗車までの具体的な手順と注意点
EX予約は新幹線を頻繁に利用する人におすすめ。割引と利便性の両方が魅力。

新幹線のネット予約は便利ですが、初めて利用する人には少し分かりづらい点もあります。スムーズに新幹線に乗るための、予約から当日乗車までの流れをご紹介します。

各サービスの登録方法と年会費の元を取る目安

EX予約の利用には、専用クレジットカードを作るか、手持ちのカードにサービスを追加申込する必要があります。カードとICカードが郵送で届き、会員登録が完了するまで2〜3週間かかるため、申込当日には使えません。

年会費は1,100円(税込)。片道あたり約400円以上安くなるため、新幹線で2往復すれば十分に元が取れます。さらに「EX早特21」などを利用すれば最大25%OFFの大幅割引も可能です。

一方、スマートEX・えきねっと・e5489は年会費無料で登録できます。スマホから10分ほどで手続きが完了し、その日から利用を始められます。ただし会員登録時にはクレジットカードの紐づけが必要です。

当日の乗車手順とトラブル回避のポイント

EX予約やスマートEXは、あらかじめ登録したICカードを改札にタッチするだけで乗車できます。カードを忘れた場合は「受取コード」を利用して駅で紙のきっぷを発券すれば乗車可能です。

えきねっとの「トクだ値」やe5489の「WEB早特」など割引きっぷは変更できない商品が多く、キャンセルには手数料がかかります。購入は日程が確定してからが安心です。

格安きっぷやツアー商品は「乗り遅れ無効」「途中下車不可」などの制限があるため、事前に条件を確認し、余裕をもって行動しましょう。QRコードや受取コードを利用する際は、スマホの充電残量にも注意しましょう。

おわりに

新幹線は高く感じがちですが、割引サービスを上手に組み合わせれば、半額近くまで節約できることもあります。目的や頻度に合わせてサービスを選べば、快適でお得な新幹線の旅が実現します。ぜひ、自分に合った方法で賢く楽しんでください。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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