100均グッズを上手に取り入れれば、調理の手間を減らしながら、光熱費や食材費の節約を無理なく実現できます。
今回は、電子レンジ調理器具や野菜カッター、保存容器など、時短と節約を両立させるアイテムを紹介します。
さらに、100均グッズの中でも長く使える良品を見極めるポイントも解説。手間を減らしながら、家計にもやさしい暮らしを目指したい方は、ぜひチェックしてください。
調理時間を短縮!時短と節約を両立させる便利グッズ
忙しい毎日の中で、調理にかかる時間を減らせるアイテムは家事の強い味方です。さらに、それが光熱費の節約にもつながれば一石二鳥と言えます。ここでは調理時間を短縮しながら節約効果も得られる便利グッズを紹介します。
電子レンジ調理器具の活用で光熱費を削減
はじめに紹介するのは、電子レンジ調理器具です。フライパンや鍋を使わず電子レンジで調理できる専用容器を活用すると、時短だけでなく光熱費も節約できます。

例えば、野菜の下ごしらえを電子レンジ加熱に切り替えると、ガスコンロで湯を沸かすより効率的です。
資源エネルギー庁の試算によると、ほうれん草など葉物野菜100gを毎日ゆでる場合、加熱方法を電子レンジに変えるだけで年間約940円の光熱費を節約できるとされています。
電子レンジ用のパスタ調理容器も便利

パスタ調理容器を使えば、少ない水で1人前を調理できるため、鍋でお湯を沸かす手間もガス代も節約できます。時短できるうえ鍋の様子を見ている必要もないため、家事の効率化と節約が同時に叶います。
下ごしらえが楽になる野菜カッターやピーラー
野菜の皮むきやカット専用のグッズを使うと、調理の下ごしらえ時間を大幅に短縮できます。

さらに、下ごしらえが簡単になることで市販のカット野菜に頼らずに済み、食材費の節約にもつながります。
たとえばキャベツの千切りを比較すると、スーパーで150g入りのカット野菜を買うと約120円。一方、丸ごとのキャベツ(約200円/個)を自分で刻めば、1玉(約1.2kg)で約8食分=1食あたり25円前後に。1回あたり約95円の節約になります。
もしカット野菜を使わずに、週に2回このような下ごしらえをすれば月約760円、年間で約9,000円以上の削減が見込めます。
また、包丁だと厚めにむきがちな野菜の皮も、ピーラーを使えば薄く均一にむけるため、食材の無駄を減らせます。時間や手間が減らせて、食材ロスも減らせるのはうれしいですね。
保存容器で食材の無駄を防ぐ工夫
作り置きや食材の保存には、フタ付きの保存容器や密封バッグを活用しましょう。
例えば、ご飯やパンは余ったらすぐ冷凍保存し、必要な分だけ解凍すれば食品ロスを防げます。野菜も専用のフードコンテナに入れて野菜室で適切に管理すれば、傷みにくくなります。

乾物や調味料も密閉度の高い容器に入れておけば湿気を防げるため、長持ちして買い替え頻度も減り、結果的に節約につながります。日々の小さな工夫ですが、塵も積もれば大きな節約効果になりますよ。
「安物買いの銭失い」にならない!長く使える100均商品の見極め方
ここでは、100均商品の中から長く使える良品を選ぶポイントと、買って得するもの・避けた方が良いものを解説します。
素材と作りをチェックする購入前のポイント
100均で賢く買い物するには、商品自体の素材や作りの良し悪しを見極めることが大切です。
金属製品なら厚みや素材をチェックします。例えば、ステンレス製品は扱いやすく、丈夫です。プラスチック製品なら耐熱温度や厚さ、レンジ対応か否かに注目します。

見た目がかわいいグッズも多いですが、重要なのは「実用性があるか」です。「一目惚れして買ったけれど、実はレンジ非対応だった」…そんな失敗を防ぐためにも、パッケージの表示を必ず確認しましょう。
構造のチェックも大切です。商品を手に取って、継ぎ目や留め具がしっかりしているか確認してみてください。可動パーツや取っ手のある容器なら、開閉に違和感がないかを見るだけでも耐久性の予測がつきます。
100均で買うべき商品と避けるべき商品
100均で買うとお得な商品としては、以下が挙げられます。
- 時短系キッチングッズ
- 食器・収納小物
- 消耗品(少量)や季節用品
電子レンジ用の調理容器やシリコン製調理補助具など、時短系キッチングッズは安価でも十分使えます。例えばレンジ用パスタ容器や蒸し料理用のスチーマーは100均で購入でき、調理時間短縮に重宝します。
使い捨ての紙皿・紙コップやケーキ型といった消耗品も、100均なら少量から安く買えて、必要な分だけ手に入るので無駄がありません。

一方で、100均での購入を避けたいのは、「長く使う道具」や「使用頻度の高い消耗品」です。調理用のフライ返し・お玉、包丁など長期間使用するものは、安価なものだとすぐ壊れたり切れ味が悪くなたりして、後悔するリスクが高いです。
ラップやアルミホイル、ゴミ袋などの日用品は、内容量をよく確認しましょう。安く見えても、実は枚数や長さが少なく、結果的に割高になっているケースもあります。
おわりに
100均のグッズを活用すれば、調理の時短と光熱費・食材費の節約を同時に実現できます。素材や作りを意識して選べば、100円でも長く使える“掘り出し物”を見つけることができます。日々の家事を少しでもラクに、そして賢く節約できるよう、ぜひ100均アイテムを上手に活用してください。
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