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「まとめ買い」で失敗しない!食材を週の後半まで持たせるテクニック

「まとめ買い」で失敗しない!食材を週の後半まで持たせるテクニック
朝倉 ゆき

執筆者

朝倉 ゆき

15年間の専業主婦を経てWebライターに転身し、これまでに300本以上の記事や動画台本を執筆。
生活者目線を大切に、暮らしやすさにつながる情報を丁寧に届けています。
趣味はハンドメイドで、とくに編み物に夢中。現在は神奈川県で夫と4人の子ども、猫と暮らしています。

「まとめ買いで節約したつもりが、気づけば食材が傷んでしまった」そんな経験はありませんか?

まとめ買いは、計画的であれば家計を助ける頼もしい味方ですが、ムダな出費にもつながります。

本記事では、傷みやすい食材の見極め方や鮮度を長持ちさせる保存術、しなびた野菜をおいしく活用するレシピまで、家庭で実践できるコツを紹介します。

まとめ買いの失敗で食材を腐らせた経験から学ぶ教訓

安く買えたはずの食品も、使い切れずに捨ててしまえば“損”になってしまいます。積み重なると家計に与える影響は決して小さくありません。

京都市(令和元年度)によると、4人家族が1年間に出す食品ロス79kg、金額に換算すると約60,000万円。それを処理する費用4,000円を合わせた約64,000円がムダになっています(食品そのものの損失額だけを示すデータではありません)。

これは、毎月4,000〜5,000円分の食材をムダにしている計算です。こうした事実を踏まえると、「安いから」「ついでに」ではなく、計画的に買って使い切ることが節約の第一歩といえるでしょう。

買ってはいけない!まとめ買いNGな傷みやすい生鮮食品

まとめ買いに不向きなのは、鮮度が落ちやすい生鮮食品です。特に、葉物野菜や水分の多い野菜・果物は日持ちが短く、計画なしに大量購入すると使い切る前に傷んでしまうことがあります。

例えば、ほうれん草やレタスは冷蔵保存しても比較的早く鮮度が落ちやすいため、数日以内に使う前提で購入するのが安心です。このように保存期間が短い食材は、まとめ買いよりも「必要な分をその都度買う」ほうが結果的にムダがありません。

買ってはいけない!まとめ買いNGな傷みやすい生鮮食品
もやしは安価ですが鮮度が落ちやすく、まとめ買いすると使い切る前に傷みやすいので注意が必要です。

まとめ買いNG食材の例

  • レタス・小松菜・ほうれん草などの葉物野菜
  • 生クリーム・カットフルーツなどの賞味期限が短い食品
  • もやし(購入後2〜3日で消費が理想)
  • バナナ(熟しやすく、数日で黒くなりやすい)

一見お得に見える“まとめ買い”も、使い切れなければ結果的に損につながります。たとえば、キャベツ1玉(約200円)を購入しても、一部を使い切れず傷ませてしまえば、その分がそのまま食品ロスとなり、家計にも影響します。もやしを何袋も買って半分以上を使わずに処分することになれば、節約どころか支出が増えるケースもあります。

まとめ買いでは割安感に惑わされず、「本当に使い切れる量か?」を常に自問しましょう。

鮮度を保ちながら野菜を小分けする正しい下処理と収納法

まとめ買いした食材をムダにしないためには、買ってきた後のひと工夫が決め手です。冷蔵庫に入れる前のわずかな手間で、野菜の鮮度保持期間が格段に伸びます。ポイントは「適切な下処理で小分けし、食品ごとに最適な方法で保存する」ことです。

基本ルールは、次の3点です。

  • 水気をしっかり拭く
  • 野菜の種類ごとに保存方法を変える
  • 野菜ごとに「畑での状態に近い姿勢や湿度」を意識して保存する

野菜別のポイントは以下を参考にしてください。

野菜の種類ポイント
大根・人参(葉付き)・葉と根を切り分けて別々に保存
・根は野菜室、葉は湿らせたペーパーで包む
キャベツ・レタス・芯をくり抜き、湿らせたペーパーを詰める
・ポリ袋に入れて軽く閉じ、立てて野菜室へ
葉物野菜(ほうれん草・小松菜など)・新聞紙 or キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れる
・立てて保存すると長持ち
根菜(じゃがいも・玉ねぎなど)風通しの良い冷暗所で常温保存

買ってきた食材をそのまま入れるのではなく、ひと手間かけて正しく収納することが大切です。

鮮度が落ちても美味しく食べられる「変化球」レシピ

どんなに丁寧に保存しても、数日経てば野菜の鮮度が落ちてくるもの。でも、「少ししなびた=捨てどき」ではありません。調理法を変えれば、まだまだおいしく食べられます。

しなびた野菜を復活させる!加熱調理への切り替えタイミング

少ししなびた野菜でも調理法を工夫すれば美味しく食べ切ることができます。生食には適さないと感じた段階が、炒め物や煮物など加熱調理へ切り替える目安になります(傷みがある場合は使用不可)。

例としておすすめなのが「大根のきんぴら」です。

しなびた野菜を復活させる!加熱調理への切り替えタイミング
生では食べにくい野菜も、きんぴらにすれば食感が生きて最後までおいしく食べ切ることができます。

大根1/2本(約500g)を使い、ごま油大さじ1・みりん大さじ2・醤油大さじ2・七味少々で炒めます。味の濃さは好みや具材の量に合わせて調整してください。

しなびた野菜を復活させる!加熱調理への切り替えタイミング
大根を細切りにすると火が通りやすく、多少しなびた部分でも食感を損なわず仕上げられます。

さらに、人参を加えると彩りがよくなり、お弁当のおかずにもぴったりです。

週の後半の献立を冷蔵・冷凍ストックで乗り切る計画術

まとめ買いを成功させる最大のコツは、「使う順番を決めること」です。週の前半〜中盤は生鮮食品を中心に、後半は冷凍・作り置きストックで乗り切るのがポイントです。

1週間の献立イメージ

  • 月曜:サラダやお浸しなど、生のまま・さっと調理できるメニュー
  • 火曜:残った葉物野菜を炒め物にし、さらに残る場合は冷凍保存
  • 水曜・木曜:冷凍しておいた野菜や肉・魚で炒め物や煮物を調理
  • 金曜・土曜:残った野菜をすべて使ってスープやカレーなどの「リセット料理」を作る

週の後半に冷蔵庫の残り野菜を一度に使い切る“リセット料理”としておすすめなのが「具だくさん野菜スープ」です。

週の後半の献立を冷蔵・冷凍ストックで乗り切る計画術
コーンを加えると自然な甘みが出て、子どもでも食べやすい味わいの具だくさんスープに仕上がります。
週の後半の献立を冷蔵・冷凍ストックで乗り切る計画術
キャベツやにんじんなど冷蔵庫の残り野菜をまとめて使え、週末の「使い切り料理」に最適なスープです。

作り方(4人分)

  1. 鍋にバターを熱し、ベーコン・玉ねぎ・にんじんを炒める
  2. 他の野菜を加えて中火で炒め、ふたをして弱火で2分蒸す
  3. コンソメ1個・塩小さじ1/3・水600mlを加え、5分煮る

週の終わりに「リセット料理」を作れば、冷蔵庫もスッキリ。土曜の夜に冷蔵庫を整理しておくと、日曜の買い出しもスムーズに進みますので、ぜひお試しください。

おわりに

まとめ買いは、上手に取り入れれば家計の強い味方になりますが、使い切れなければ逆にムダが生まれてしまいます。購入後のひと工夫や、鮮度に合わせた調理法を意識することで、食材は最後までおいしく活かせます。

ぜひ、「使い切る工夫」も意識して無理のない節約を続けていきましょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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