〜寝具のダニアレルゲン量を測定してみましょう〜
ダニの繁殖は、梅雨から夏にかけて最盛期を迎えるといわれています。夏場の繁殖を抑えるために、今すぐダニ対策を始めましょう。
夏の4ヵ月で450万匹に増殖!
ダニは気温25℃前後、湿度75%前後になると活発に繁殖するため、高温多湿の梅雨時期から夏にかけて繁殖の最盛期を迎えます。気温や湿度などの条件が揃うと、たった4ヵ月で1組のつがいが450万匹にも増えるといわれています。驚異的なスピードで繁殖するため、今からの対策が必要です。今年は梅雨入りが早いといわれています。夏場の繁殖を最小限にするために、梅雨入り前に対策を始めましょう。
ダニ天国「寝具」はキレイ?
寝ている間にかく汗は一晩でコップ一杯ほどといわれています。そしてマットレスや布団にはダニのえさとなるフケ、皮脂、毛髪などが豊富です。快適な湿度と温度に加えて、えさもふんだんにあるため、寝具はダニにとってはまさに天国です。そんな場所で毎日7~8時間眠り、その間中ダニのフンや死骸などのアレルゲンを吸い続けているなんてぞっとしますよね。1日のうち約1/3を過ごす寝具。まずはそこから対策してはいかがでしょう。
マットレスや布団は天日干しか布団乾燥機でこまめに乾かし、掃除機をかけます。週に1度は1平方メートル当たり20秒かけて布団の両面に掃除機をかけましょう。また、布団を干す際は”たたかない”ことも重要です。ダニは布団の奥深くに入り込んでいます。たたくと表面に浮き上がり、刺されたり吸い込んだりしやすいからです。
<場所別>ダニ対策しよう!
ダニが暮らしにくい環境をつくるにはどうしたら良いでしょうか。場所別の対策方法をご紹介します。
【床・畳・カーペット】掃除機がけを入念に
食べこぼしや抜け毛は、ダニのエサになります。小さなお子さまやペットと暮らすご家庭では、食べ物や抜け毛が床やカーペットに散らばりがちです。カーペットや畳は内部までしっかりと掃除機をかけ、ダニの死がいやフンも一緒に取り除きましょう。また、畳の上にカーペットなどの敷物を敷くのはやめましょう。畳は適度な暖かさと湿気があり、ダニにとって格好の住処です。カーペットを敷くと暖かくなると同時に湿気もこもりやすく、ダニにとってさらに居心地の良い環境になってしまいます。
- 床:3日に1度は掃除機をかける。1平方メートル当たり20秒以上かけて丁寧に行う。
- 畳:畳の目に沿ってノズルをゆっくり動かし、丁寧に掃除機をかける。
- カーペット:粘着テープローラーで食べかすやフケなどを徹底的に取り除く。縦横さまざまな方向からかけるのがコツです。
【棚・壁】水拭き
ダニがエサとする髪の毛やフケ、アカなどが絡みつくホコリは、ダニにとっては格好の住処です。固く絞った雑巾で水拭きしましょう。そうすることでホコリが舞うことなく、効果的に取り除くことができます。また、掃除後は換気して湿気を逃がすこともポイントです。
【部屋】とにかく換気
常に換気を意識し、湿気がこもらないようにしましょう。旅行などで数日家を閉め切る場合は室内が高温多湿になり、ダニが繁殖しやすくなります。特に梅雨時期は暖かく湿度も高いため要注意です。出掛ける前に充分な換気をする、ダニ予防のスプレーをかけるなどの対策をしましょう。
参考:東京都福祉保健局「健康・快適居住環境の指針」
あなたの寝具、大丈夫?寝具のダニアレルゲン量がわかる!郵送検査のすすめ
ダニのエサとなるフケやアカなどが豊富で、ダニの温床になりやすい寝具。布団やマットレスのダニアレルゲン量を測定できる郵送検査がオススメです。掃除機で寝具のハウスダストを採取し、ポストに投函するだけで結果はオンラインで受け取れます。測定値とお手入れのアドバイスがもらえます。普段使用している布団やマットレスにどれだけダニアレルゲンがあるかを調べ、ダニ対策のヒントにしてはいかがでしょうか。
【注意事項】
・検査を行うにあたり、掃除機が必要となります。
・本検査は、ダニに対するアレルギーの体質(ダニアレルゲンに対する抗体保有の有無)を判定する検査ではありません。
・人や動物を咬む、刺す、寄生する等のダニを調べる検査ではありません。
ダニアレルゲン検査の説明動画です。(音声が出ます。音量調整にご注意ください。)