「最近髪のボリュームが気になるから、薄毛の対策をしたい」「自分で薄毛を防ぐ方法はあるの?」と、毛量について気になっていませんか。
薄毛を避けたいとは思うものの、具体的にどのような対策をすれば良いのか疑問に感じる方も多いでしょう。薄毛が進行すると、髪のボリュームだけでなく見た目の第一印象にまで変化をもたらすため、早めに手を打っておきたいところです。しかし原因ごとに適切に対処しなければ、薄毛への対策効果は充分に発揮されません。
そこでこのコラムでは、自宅でできる薄毛対策と、原因について詳しく解説していきます。マッサージなど、このコラムを読んだ日からチャレンジできることも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【男女別】薄毛による症状の特徴
ひとくくりに「薄毛」といっても、男女で症状が異なります。まずはご自身の状況が薄毛と一致しているか、この章で確認しておきましょう。
男性の薄毛
男性の薄毛は、多くの場合「AGA」という脱毛症が原因で起こります。AGAに当てはまる薄毛の見た目上の特徴は、主に2つです。
- 額から後方へかけて生え際が後退する
- 頭のてっぺん(頭頂部)から毛量が減る
ほとんどの場合、薄毛への対策をしなければ、年齢とともに毛量は減少し、発症から数年程経つと薄毛が目立つようになるでしょう。
AGAは自然に治る病気ではありません。早い段階で症状に気付き、専門病院を受診して適切に対処することが重要です。
女性の薄毛
女性の薄毛の原因として考えられるのは、女性ホルモンの減少です。女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンがありますが、これらのうち「エストロゲン」の減少が薄毛に作用しています。
男性の「額や頭頂部から見た目の変化がある」という傾向とは違い、女性は「髪の力強さを失う、全体的に髪のボリュームが減る」ことが主な症状です。
女性に向けた詳しい解説や対策方法は「【医師監修】女性が薄毛になる6つの原因とは?対策とおすすめの髪型もご紹介」にて解説しているので、ぜひご確認ください。
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【医師監修】女性が薄毛になる6つの原因とは?対策とおすすめの髪型もご紹介
薄毛を防ぐために自宅でできる6つの対策方法
薄毛が気になってきたけど、忙しくて病院に行く暇もないというケースが多いのではないでしょうか。自宅でできる対策をひとつずつ継続し、将来的な薄毛を予防していきましょう。AGAによる薄毛は、セルフケアでは完治させることができませんので専門病院を受診することをおすすめします。
バランスの良い食事を心掛ける
髪の毛を成長させるには、多くの栄養素が必要です。以下の3つの栄養素を食事で積極的にバランス良く摂っていきましょう。
栄養素 | 食材の例 |
ビタミンB、C、E | B:うなぎ、たらこ、豚の肩ロース C:ゆず、キウイ、赤ピーマン、芽キャベツ E:卵、アーモンド、アボカド、大豆 |
タンパク質 | 生ハム、ささみ、いくら、卵黄、きな粉、チーズ |
亜鉛 | 卵、牛肉の赤身、牡蠣、油揚げ、豚レバー |
自炊が難しい方は、食事で摂りきれない栄養をサプリメントなどで補助することも検討しましょう。
充分な睡眠を取る
充分な睡眠時間を確保し、成長ホルモンの分泌を促しましょう。成長ホルモンが分泌されると、髪を作る細胞を増やしたり、血行を促進したりすることができるので、頭皮環境が改善されます。
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ストレスを発散する習慣を作る
ストレスを溜めこむと自律神経が乱れて血流が悪くなり、髪の毛の成長に悪影響を与えます。自律神経の乱れにより交感神経が優位になると血管が収縮し、血行不足となり、栄養を充分に摂取しても髪に届かなくなってしまいます。休日は趣味に打ち込んだり、適度に運動したりするなどして、日常的にストレスを発散していきましょう。
頭皮マッサージで血行を良くする
シャンプーのついでに、頭皮マッサージをすると効率的に薄毛対策ができることもあります。健康な髪の毛を生やすためにはマッサージで頭皮の血行を良くして、栄養が髪の毛まで巡るようにすることが大切です。ただし頭皮マッサージのやり過ぎは頭皮を傷つける可能性があるため注意しましょう。
発毛剤を使用する
発毛剤は、髪の毛を作り出す毛根を活性化させ、抜け落ちた場所から発毛させるためのものです。ドラッグストアなどで売られている市販の発毛剤には「ミノキシジル」というものが含まれています。「ミノキシジル」は、髪を生えさせる成分として医学的に認められている成分で医薬品に該当します。ミノキシジルは頭皮の血流を良くすることで発毛を促します。
しかしミノキシジルは医薬品であることから副作用があるので注意しましょう。副作用として可能性があるのは、次のようなものです。
- 痒み
- かぶれ
- 顔面のむくみ
副作用が出たときは皮膚科などに受診して相談してみましょう。また、使用前に一度薄毛専門クリニックを受診してみるのもいいかもしれません。
育毛剤を使用する
育毛剤は、頭皮を清潔に保ったり、頭皮の血行を促進したりして、髪が育ちやすい環境を維持するために使用するものです。頭皮環境を正常に保つことで、今生えている髪が抜け落ちることを予防する効果があります。
乱れていたヘアサイクルを整え、髪の成長期を延ばすことで抜け毛を減らせる仕組みです。頭皮マッサージと組み合わせると、育毛剤の成分を頭皮に染み込ませることができます。
ヘアサイクルの正常化や頭皮環境の改善を目指すには、育毛剤を長期的に使用しなければなりません。効果を実感するには時間が掛かる可能性があります。また、育毛剤に新たな髪の毛を生やす効果はないので、AGAなどが原因で薄毛が進行している方には、発毛剤の方がおすすめです。
薄毛になる4つの原因
抜け毛が増えたり、薄毛が進行したりするのには理由があります。日常生活の影響や、病気などが薄毛を引き起こします。ご自身の薄毛の原因を知り、適切に対策できるようにしましょう。
AGAなどの脱毛症
AGA(男性型脱毛症)は成人男性に発症しやすい病気です。男性の3人に1人がAGAであるといわれており、20代などの若い世代でも発症します。そのため若ハゲに悩んでいる方も、AGAが原因である可能性が高いです。
AGAの主な症状は、髪が生えてから抜けるまでのサイクルのうち、成長期の期間が短くなることです。成長期が極端に短くなると、充分に伸びる前に髪が抜けたり、細くて抜けやすい毛しか生えてこなくなったりするなどの問題が発生します。
AGAによる薄毛は、薬を使うことで状態の改善を見込めます。塗り薬・飲み薬などいくつか治療法がありますので、薄毛が気になったらぜひAGA専門のクリニックに相談してみてください。
食生活の偏り
栄養バランスが悪い食生活は、薄毛を招く可能性があります。ダイエットなどで食事制限をすると、髪にまで栄養が行き渡らなくなり、充分な毛量が生えてこなくなることがあるためです。また、炭水化物や脂質を摂り過ぎると、頭皮の皮脂が過剰に分泌されます。皮脂の分泌が増えると雑菌の働きが活発になり、頭皮環境に悪影響を与えます。髪の成長を助ける亜鉛やタンパク質を積極的に摂取できるよう、バランスの良い食事を心掛けましょう。
血行不良
抜け毛を減らすには、髪の末端にまで栄養を行き渡らせる必要があります。血行不足により血管が収縮し血の巡りが悪くなると、せっかく摂取した栄養が髪を生成する細胞にまで運ばれません。さらに血液には、栄養を運ぶだけでなく老廃物を身体の外に出す役割があります。頭皮の血の巡りが悪いと、老廃物が溜まりやすくなるため、抜け毛や薄毛の原因となるでしょう。
血行不良は睡眠不足や運動不足といった生活習慣の乱れにより起こることもあります。生活習慣が大きく関わるので、日々の行動から少しずつ変えていくことが大切です。
頭皮環境の悪化
頭皮からは皮脂が分泌されており、頭部を紫外線から守ったり、保湿したりするなどの重要な役割を担っています。しかし、皮脂が分泌されすぎると頭皮に溜まり、毛穴を塞いでしまうデメリットがあります。頭皮に溜まった皮脂は細菌などが増える原因となり、炎症を引き起こすこともあるでしょう。
これらが原因で薄毛を招いてしまうことも少なくないでしょう。ただし、皮脂を取るために過剰なヘアケアをしても、逆効果となるので注意しましょう。洗浄力の強いシャンプーを使ったり、1日に何度もシャンプーをしたりすると、頭皮の保護に必要な皮脂まで落としてしまうので注意が必要です。
薄毛専門のクリニックでの治療を検討しよう
ご自宅で行う薄毛対策に限界を感じたら、クリニックの受診を考えましょう。クリニックでは、専門家が一人ひとりの症状に合わせて治療を行ってくれるため、安心して薄毛対策に取り組めます。治療の内容は、抜け毛の抑制や発毛の促進など多岐にわたります。無料カウンセリングで症状について相談できるクリニックもありますので、薄毛に悩んでいる方は一度相談してみることをおすすめします。
薄毛対策をするには、日々の生活習慣を見直して、髪の毛にまで栄養が届くようにすることが大切です。自宅で手軽にできる対策も数多くあるため、ご自身の薄毛の原因に合わせて対応していきましょう。しかし、AGAなどの病気が原因となる薄毛では、セルフケアでの対策には限界があります。薄毛の状態に不安があれば、クリニックで医師に相談してみましょう。