「抗酸化」という言葉をよく耳にするようになりましが、検査キットを使用してカラダがサビついてしまっていないかチェックすることが可能です。
秋にさしかかった今日この頃、夏の紫外線ダメージと気温の変化による自律神経の乱れで睡眠不足に陥りがち。この機会に、ご自身のカラダと向き合うきっかけとしてお役立てください。
カラダの「サビつき度」は、郵送検査を使って自宅でチェックすることが可能です。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
カラダは知らず知らずのうちにサビている ~「活性酸素」とは?
よく「抗酸化」という言葉を耳にしますが、実際のところ何かご存知でしょうか。なんとなく「美容や健康に良い」というイメージはありますが、その詳細については案外知らない方も多いのではないでしょうか。
「抗酸化」は、読んで字の如く「酸化に抗う」という意味ですが、そもそもカラダが酸化するとはどういう状態でしょう。一言でいうと、釘が錆びたり、切ったリンゴが変色したりすることと同じことが私たちのカラダで起こっています。
私たちは呼吸で取り入れた酸素を使って、食事から栄養素を取り込み、エネルギーを作り出しています。この過程で生み出されるのが「活性酸素」という物質です。これは強い酸化作用をもち、ウイルスや細菌を退治してくれます。しかし、増えすぎてしまうと外敵だけでなく健康な細胞まで攻撃してしまいます。これがいわゆる「酸化」で、カラダのサビつきを引き起こします。
カラダを工場に例えると、「活性酸素」は産業廃棄物です。工場は、呼吸や消化・吸収、病原菌の退治など、生命を維持するためのさまざまな活動でせわしなく稼働しています。これに伴う副産物が活性酸素なのです。つまり、わたしたちは酸化の脅威と隣り合わせで生きており、日常生活で知らず知らずのうちにサビついてしまっているのです。
抗酸化力は年齢を重ねるにつれて低下
では、カラダがサビるとどんな弊害があるのでしょうか?活性酸素は細胞を変質させるため、血管、内臓、脳、骨、肌などあらゆる器官がダメージを受けます。
これがシミやしわなどの肌の老化のほか、動脈硬化や糖尿病、がんなどの病気となって現れます。また、現代のライフスタイルは活性酸素が増えやすい条件が揃っています。大気汚染や紫外線、ストレス、食品添加物、農薬、飲酒・喫煙など、これら全ては活性酸素を増やす要因です。
誰しもが酸化の脅威に晒されているとお伝えしましたが、40代以降は特に注意が必要です。カラダには活性酸素から身を守るための「抗酸化力」がもともと備わっていますが、この力は20歳前後をピークに40代前後で急激に低下し始めるからです。
サビつきを防ぐには?
活性酸素をゼロにすることは不可能とはいえ、そのリスクを低減することは可能です。
その方法は…「サビつきの元凶である活性酸素を減らす」「抗酸化食材で抗酸化力を補う」です。
紫外線や飲酒・喫煙、ストレス、睡眠不足といった生活習慣の乱れは活性酸素を増やすため、まずは生活習慣を整えることが重要です。その上でサビつきを加速させる食品は避け、抗酸化食品を積極的に食べましょう。
【避けるべき食品】
①ハムやソーセージなどの加工肉(食品添加物が多い)
②揚げ物
加熱温度が高いほど酸化物質を発生させるため、揚げ物は酸化している。
(例)ポテトチップスなどのスナック菓子、カレーパン、ドーナツなど
③コンビニやスーパーなどの弁当・総菜
調理してから時間が経ったものは酸化が進んでいる。特に揚げ物は同じ油を繰り返し使用していることが多く、油自体が酸化している場合がほとんど。
市販の揚げ物はこのような油を使用しているうえ、調理してから時間が経っているため特に注意。
【おすすめの食材】
①ポリフェノール
ハイカカオチョコレート、豆類、ブルーベリー、生姜、赤ワイン、緑茶、コーヒー
②ビタミンE
アーモンド、卵、アボカド、オリーブオイル、かぼちゃ
③ビタミンC
赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、いちご
関連記事はこちら:抗酸化は美容と健康の敵!予防策やおすすめの食品など徹底解説
あなたのサビつき度はどのくらい?尿検査でわかる!郵送検査のすすめ
カラダの「サビつき度」を郵送検査を使って自宅でチェックすることが可能です。活性酸素によってサビついたDNAは、体の修復機能によって切り離され、尿として体外に排出されます。そのため、サビたDNAである「8-OHdG」の量からカラダのサビつき度合いを調べることができます。
仕事や買い物などあらゆるものがリモート化する今、カラダの状態を可視化する検査までもが在宅で可能になっています。自宅で尿を採取し、ポストに投函するだけで結果はオンラインで受け取れます。『今』の自分の体質と、『これから』の生活習慣改善の必要性を知るために検査してみてはいかがでしょうか。
【注意事項】
本検査は、病気や老化の進行具合を診断するものではありません。
体調について気になる点があれば、医療機関へご相談ください。