〜「EPA」は中性脂肪を減らす〜
魚が健康に良いことはよく知られていますが、それはなぜでしょうか。それはずばり、「EPA」と呼ばれる成分に由来します。普段の食事からバランスよく脂質を摂取できているか、ご自宅で測定できる郵送検査をご紹介します。
魚離れのデメリット、肉ではダメ?
突然ですが、皆さん魚を食べていますか。この一週間で魚を食べた人はどれだけいるでしょうか。日本は2000年代初めまで世界一の魚食国でしたが、近年急速な魚離れが進んでいます。食の欧米化、調理の手間などの理由から肉食が増える一方、魚は日本の食卓から確実に減っています。
魚が健康に良いことはよく知られていますが、それはなぜでしょうか。それはずばり、「EPA」と呼ばれる成分に由来します。魚の油に含まれる成分で、特にアジやイワシなどの青魚に豊富に含まれています。生活習慣病予防をはじめ、さまざまな健康効果があることから非常に注目されています。ちなみに、肉に含まれるEPAは少量のため、肉食に偏ると脂質のバランスが崩れやすくなります。
油は悪?体に良い油、悪い油
「脂質」というと健康に悪いイメージですが、生命維持や身体活動に欠かせない三大栄養素のひとつです。つまり、油だからといって排除するのではなく、その効果を知り、適切に摂取する必要があります。
一口に「脂質」といっても、たくさんの種類があります。ごま油やコーン油など植物由来のものもあれば、肉や魚にも含まれています。それぞれ異なる効果を持つためバランス良く摂取することが重要です。
油にも種類があるとお伝えしましたが、おおまかに「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。そしてこの不飽和脂肪酸のうち「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」は人間の体内で生成できないため、食事から摂取しなければなりません。
オメガ3脂肪酸はアジ、イワシ、サバなどの青魚に豊富です。中でもEPAは血液をサラサラにする作用があり、動脈硬化や心筋梗塞の予防に効果的です。オメガ6脂肪酸はサラダ油などに多く含まれ、体に必要な脂質ではあるものの、過剰摂取はさまざまなトラブルを引き起こす要因にもなりますので注意が必要です。
オメガ3脂肪酸もオメガ6脂肪酸もバランス良く摂取するのが理想的ですが、オメガ6脂肪酸過多になりがちなのが現状です。なぜなら、現代人は日常生活で無意識にオメガ6脂肪酸を過剰に摂取しがちだからです。例えば、揚げ物油の多くはオメガ6脂肪酸のため、揚げ物の喫食頻度が多いとそれだけでオメガ6脂肪酸の過剰摂取につながってしまいます。また、オメガ3比率が低いと心筋梗塞など血管系疾患のリスクが高まることが分かっています。つまり、不足しがちなオメガ3脂肪酸を意識的に取り入れ、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスをとることが重要なのです。
中性脂肪を減らす―「EPA」ここがすごい!
EPAの具体的な効果としては
- 中性脂肪を下げる
- 動脈硬化を防ぐ
- 血液をサラサラにする
- 心臓病、脳梗塞を防ぐ
血中のEPA濃度が高いと心血管系疾患による死亡率が下がるという研究結果も報告されています。
自宅で簡単 「EPA検査」のご紹介
普段の食事からバランスよく脂質を摂取できているか、ご自宅で測定できる郵送検査をご紹介します。これまで医療機関でしか測れなかったものがご自宅で可能となりました。指先から微量な血液を採取しポストに投函するだけで、結果は郵送でお受け取りいただけます。肉食中心の方、生活習慣が気になる方、ご自身の食生活を可視化し、食生活の改善に役立ててみてはいかがでしょうか?
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