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生涯独身を覚悟したら将来に備えよう!おひとりさまを謳歌する秘訣

生涯独身を覚悟したら将来に備えよう!おひとりさまを謳歌する秘訣
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

生涯独身を覚悟したら、その先の人生をどう過ごすかが大切です。将来に備えるための準備や、独りでも充実した生活を送るための秘訣を知っておくことは、自分らしい人生を楽しむための重要なステップです。
本記事では、生涯独身者の増加傾向を踏まえ、お金や健康、人間関係の準備から、趣味やボランティア活動を通じた生活の楽しみ方まで、幅広く解説します。これからの人生を豊かに過ごすためのヒントとしてぜひご参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 生涯独身者が増加傾向にあり、2030年には50代前半の男性の約4人に1人、女性の約5人に1人が未婚になると予測されている
  • 生涯独身を覚悟した場合、お金の準備、健康管理、人間関係の形成、介護サービスのチェックなど、さまざまな準備が必要
  • 独身生活を充実させるためには、習い事、ペットの飼育、ボランティア活動、などの活動が効果的
  • 生涯独身を選択しても、適切な準備と工夫により、充実した人生を送ることができる
ひとりのミカタ

生涯独身者は増加傾向にある

生涯独身者は増加傾向にある

近年、日本社会において生涯独身を選択する人々が増加しています。晩婚化や非婚化の進行に伴い、50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合を示す生涯未婚率は、右肩上がりの傾向を示しています。

国立社会保障・人口問題研究所が発表した「日本の世帯数の将来推計表9(全国推計)」によると、50~54歳の未婚率は以下のように推移すると予測されています:

【男性】

2020年:26.6%
2025年:28.6%
2030年:28.5%

【女性】

2020年:16.5%
2025年:18.6%
2030年:19.5%

このデータから、特に女性の未婚率が着実に上昇していくことがわかります。2030年には50代前半の男性の約4人に1人、女性の約5人に1人が未婚である可能性が高いと言えるでしょう。

生涯独身を選択する人々には、いくつかの特徴が見られます。まず、結婚にメリットを感じない人が多いようです。周囲の既婚者から結婚生活の苦労話を聞くことで、結婚に対してネガティブなイメージを抱いてしまう場合があります。

また、現在の生活に充実感を覚えている人も多く見られます。仕事や趣味に没頭し、自由な時間とお金を謳歌することに幸福感を見出している方々もいます。

さらに、自分に自信がなく、恋愛や結婚に踏み出せない人もいます。過去のトラウマや容姿へのコンプレックスなどが原因で、異性との関係構築に消極的になってしまうケースも少なくありません。

このように、さまざまな理由から生涯独身を選択する人が増加しており、今後もこの傾向は続くと予想されます。社会の価値観の多様化や経済状況の変化など、複合的な要因が絡み合って、おひとりさまの生き方を選択する人々が増えているのです。

生涯独身を覚悟したときに備えること【一覧】

生涯独身を覚悟したときに備えること【一覧】

生涯独身を決意した方が、充実したおひとりさまライフを送るために準備すべきことをピックアップしました。それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

  • お金の準備
  • 健康的な身体づくり
  • 人間関係の形成
  • 介護・見守りサービスのチェック
  • 身元保証人の検討
  • 保険内容の見直し
  • 終活のスタート

お金の準備

生涯独身を覚悟したら、まず取り組むべきなのが老後の資金準備です。定年退職後の生活を見据えて、計画的な貯蓄が欠かせません。独身者の老後資金の目安は、およそ1,500~1,600万円と言われています。

この金額は、65歳以上の単身無職世帯の平均的な生活費をベースに算出されています。毎月の支出と収入の差額が約3万円であることを考慮し、20年間の生活を想定すると720万円が必要となります。さらに、住居の改修費用や趣味の旅行などの臨時出費も加味すると、1,500万円程度が望ましいでしょう。

将来的に介護施設への入居を検討している方は、さらに多くの資金が必要になる可能性があります。入居一時金や月々の利用料など、相応の費用がかかることを念頭に置いておきましょう。

老後資金を効率的に確保するには、若いうちから投資や資産運用の知識を身につけることをおすすめします。複利の効果を活用し、長期的な視点で資産形成に取り組むことで、より豊かな老後生活を実現できる可能性が高まります。

健康的な身体づくり

生涯独身を選択した場合、健康管理は特に重要です。独身者は体調を崩したときに看病してくれる人がいない可能性が高いため、日頃から健康的な生活習慣を心がける必要があります。

バランスの取れた食生活を送ることは、健康維持の基本です。栄養バランスの良い食事を心がけ、偏食を避けましょう。また、適度な運動も欠かせません。ウォーキングやジョギング、水泳など、自分に合った運動を定期的に行うことで、体力の維持・向上につながります。

ストレス解消も健康的な身体づくりには重要です。趣味や娯楽を楽しむ時間を設けたり、瞑想やヨガなどのリラックス法を取り入れたりすることで、メンタルヘルスの維持にも役立ちます。

定期的な健康診断や人間ドックの受診も忘れずに。早期発見・早期治療が可能になり、将来的な医療費の抑制にもつながります。

人間関係の形成

いざという時に支え合える関係性を築いておくことが大切です。独身者にとって、良好な人間関係は精神的な支えになるだけでなく、緊急時の助けにもなります。

地域のクラブ活動やサークルに参加することは、新たな交友関係を広げる良い機会となります。共通の趣味や関心を持つ人々と交流することで、楽しみながら人間関係を築くことができます。

また、近所の方々との良好な関係性も重要です。日頃から挨拶を交わしたり、地域の行事に参加したりすることで、顔の見える関係を築いておきましょう。こうした関係性は、緊急時や災害時に互いに助け合える基盤となります。

職場での人間関係も大切にしましょう。退職後も連絡を取り合える仲間がいれば、情報交換や相談相手として心強い存在となります。

介護・見守りサービスのチェック

生涯独身を覚悟した方にとって、将来的な介護や見守りの問題は避けて通れません。自身に介護が必要になったり、認知症の症状が現れたりした場合に備えて、利用可能なサービスを事前にチェックしておくことが重要です。

行政が提供する介護保険サービスは、独身の方にとっても大きな支えとなります。地域包括支援センターに相談し、利用可能なサービスや申請方法について情報を得ておきましょう。

民間企業が提供する見守りサービスも充実してきています。定期的な電話連絡や訪問サービス、緊急時の対応などを行うサービスがあります。自分のニーズに合ったサービスを選ぶことで、一人暮らしの不安を軽減できます。

また、テクノロジーの進化により、IoT機器を活用した見守りシステムも登場しています。センサーや人工知能を使って生活パターンを把握し、異常を検知するシステムなど、選択肢は広がっています。

これらのサービスを事前に調査し、必要に応じて利用を検討することで、独身でも安心して暮らせる環境を整えることができます。

身元保証人の検討

身元保証人とは、本人に代わって責任を負ったり、支払いを行ったりする人のことを指します。生涯独身を決意した方にとって、身元保証人の確保は重要な課題の一つです。

病院への入院や介護施設への入居、さらには死亡後の諸手続きなど、さまざまな場面で身元保証人を求められることがあります。通常は家族や親しい友人に依頼することが多いのですが、独身の方の場合、適切な人選が難しいケースも少なくありません。

身元保証人をお願いできる方がいない場合は、身元保証サービスの利用を検討するのも一つの選択肢です。これらのサービスは、契約に基づいて身元保証人の役割を代行してくれます。入院時の手続きや支払い保証、介護施設入居時のサポート、さらには葬儀や家財処分までカバーする包括的なサービスもあります。

ただし、サービスの内容や費用はさまざまですので、複数の業者を比較検討し、自分のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。また、これらのサービスを利用する際は、契約内容をしっかりと確認し、不明点があれば躊躇せずに質問することが重要です。

保険内容の見直し

生涯独身を決意した方は、保険の内容を見直す必要があります。特に、病気やケガに備えた医療保険の充実が重要となります。

独身者の場合、看病してくれる家族がいない可能性が高いため、入院や手術に備えた保障を厚くしておくことが大切です。また、長期の入院や自宅療養が必要になった場合に備えて、所得補償保険の加入も検討する価値があります。

一方で、扶養家族がいない独身者にとって、死亡保険の優先度は比較的低くなります。生命保険に加入している場合は、死亡保障を減額し、その分を医療保障や介護保障に振り替えることも考えられます。

ただし、葬儀費用や残された債務の返済などに備えて、ある程度の死亡保障は残しておくのが賢明です。自身の状況や将来のプランに合わせて、適切な保障内容を選択しましょう。

保険の見直しは、ライフステージの変化に合わせて定期的に行うことが重要です。独身を決意した時点で一度見直し、その後も数年おきに内容を確認し、必要に応じて調整を行うことをおすすめします。

終活のスタート

生涯独身を決意した方こそ、早めの終活が重要です。独身者の場合、万が一のときに身近な家族がいないため、適切な準備をしておかないと、遠い親戚や近隣の方々に思わぬ負担をかけてしまう可能性があります。

終活の第一歩として、断捨離から始めるのがよいでしょう。不要な物を整理することで、生活空間がすっきりするだけでなく、万が一の際の遺品整理の負担も軽減できます。

お金の整理も重要です。銀行口座や保険、資産などの情報を整理し、どこかにまとめて記録しておくことで、万一の際の手続きがスムーズになります。

遺言書の作成も検討しましょう。遺言書があれば、自分の意思を明確に示すことができ、残された財産の行き先を指定することもできます。公正証書遺言を作成すれば、法的な効力も確実です。

お墓の準備も忘れずに。継承者がいない場合は、永代供養墓や樹木葬など、管理が不要なお墓を選択するのも一案です。あるいは、生前に墓じまいをして、自分の代で終わらせる選択肢もあります。

これらの終活を進めることで、自分の人生を振り返り、残りの人生をより豊かに過ごすきっかけにもなります。生涯独身を決意したからこそ、自分らしい最期を迎えるための準備を、じっくりと進めていきましょう。

生涯独身を謳歌する秘訣

生涯独身を謳歌する秘訣

生涯独身を決意することは、人生の大きな選択肢の一つです。確かに、将来の不安や孤独感と向き合う必要があるかもしれません。しかし、その一方で、自由に人生を謳歌できるという大きなメリットがあります。

独身生活では、自分の時間やお金を思い通りに使えるため、やりたいことに全力で取り組むことができます。家族の都合に縛られることなく、自分のペースで生活を送れるのも魅力の一つです。また、キャリアアップに注力したり、趣味に没頭したりと、自己実現の機会も豊富です。

ここからは、生涯独身を選択した方が人生を楽しむための秘訣をご紹介します。これらの方法を取り入れることで、より充実したおひとりさま生活を送ることができるでしょう。

習い事を始める

生涯独身を選んだ方にとって、習い事を始めることは非常に有意義です。共通の趣味を持つ友人を見つけられる絶好の機会となるからです。同じ興味を持つ人々と交流することで、新たな人間関係を築くきっかけになります。

さらに、習い事はスキルアップにもつながります。例えば、語学教室に通えば、コミュニケーション能力が向上し、海外旅行も楽しみやすくなるでしょう。料理教室では、健康的な食生活を送るためのスキルが身につきます。

このように、習い事は単なる趣味にとどまらず、生活の質を向上させる重要な要素となります。自分の興味に合わせてさまざまな分野にチャレンジし、生涯学習の喜びを味わってみてはいかがでしょうか。

ペットを飼う

一人暮らしの寂しさを感じる方には、ペットを飼うことをおすすめします。愛情を注ぐ対象ができることで、孤独感が和らぐだけでなく、生活に潤いをもたらしてくれます。

特に、小型犬や猫は室内で飼育しやすく、独身者にとって理想的な伴侶となります。毎日の世話や触れ合いを通じて、心が癒され、生活にリズムが生まれます。

ただし、ペットを飼うことは大きな責任を伴います。生き物の命を預かるということを十分に理解し、最後まで面倒を見る覚悟が必要です。また、ペットの健康管理や緊急時の対応など、事前に十分な知識を身につけておくことが大切です。

ペットとの生活は、喜びと責任のバランスを取りながら、豊かな時間を過ごせる素晴らしい選択肢となるでしょう。

ボランティア活動に参加する

ボランティア活動への参加は、生涯独身を選んだ方にとって非常に意義深い経験となります。活動を通じて、同じ志を持つ仲間と出会える可能性が高く、気の合う友人を見つけやすい環境です。

さらに、ボランティア活動は地域社会とのつながりを深める絶好の機会です。地域の情報が手に入りやすくなり、日常生活に役立つ知識も増えていきます。例えば、高齢者支援のボランティアに参加すれば、将来自分が利用できるサービスについての情報も得られるでしょう。

また、社会貢献することで得られる充実感は、生きがいにもつながります。自分の存在価値を再確認でき、心の豊かさを育むことができるのです。

ボランティア活動は、人とのつながりを広げながら、自己実現の場としても機能する、一石二鳥の活動といえるでしょう。

ひとり旅をしてみる

ひとり旅は自由を満喫できる素晴らしい体験です。誰にも気兼ねすることなく、自分のペースで観光地を巡ったり、食事を楽しんだりできます。

また、旅先での偶然の出会いが、新たな人間関係のきっかけになることもあります。異なる価値観や文化に触れることで、視野が広がり、自己成長にもつながるでしょう。

一人で旅行するのに不安を感じる方には、バスツアーへの参加をおすすめします。最近では単身参加者も少なくないため、気軽に参加できます。ツアーでは同じ興味を持つ人々と交流できる機会も多く、新たな友人作りの場にもなります。

ひとり旅は、自分と向き合う貴重な時間を提供してくれます。日常から離れ、新鮮な体験をすることで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

資産運用にチャレンジしてみる

生涯独身を選択した方にとって、将来の経済的安定は非常に重要です。そのため、資産運用にチャレンジすることをおすすめします。計画的な運用を行うことで、老後の貯蓄を効果的に増やすことができます。

初心者にとっては、株式投資や投資信託がおすすめです。株式投資では、自分で企業を選んで投資することができ、経済への理解も深まります。一方、投資信託は専門家が運用を行うため、初心者でも比較的安心して始められます。

ただし、資産運用には常にリスクが伴うことを忘れてはいけません。特に、ハイリスク・ハイリターンな方法は避け、長期的な視点で安定した運用を心がけることが大切です。

また、投資を始める前に十分な知識を身につけることが重要です。セミナーへの参加や専門書の購読など、学習の機会を設けましょう。

資産運用は、将来の経済的な不安を軽減するだけでなく、金融リテラシーを高める良い機会にもなります。自分の人生設計に合わせて、適切な運用方法を選択していきましょう。

このように、生涯独身を選択しても、さまざまな方法で充実した人生を送ることができます。自分に合った活動を見つけ、積極的に取り組むことで、おひとりさま生活をより豊かなものにできるでしょう。独身だからこそできる自由な選択を活かし、自分らしい人生を謳歌してください。

生涯独身を覚悟したら「ひとりのミカタ」へご相談を

生涯独身を覚悟したら「ひとりのミカタ」へご相談を

セゾンカードでおなじみのクレディセゾンのグループ会社「くらしのセゾン」が提供する「ひとりのミカタ」は、おひとりさまの日常生活から終活に関するさまざまな悩みを総合的に支援するサービスです。生涯独身を覚悟した方々の「いつも」と「もしも」のお困りごとに寄り添い、安心して暮らせる環境づくりをサポートします。

ひとりのミカタ」の特徴は、クレディセゾングループの信頼性に裏打ちされた安心感です。提携する専門士業事務所や専門サービス会社と連携し、万全のサポート体制を整えています。

サービス内容は多岐にわたり、入院や高齢者施設入居時の身元保証、緊急連絡先代行、24時間365日の電話健康相談などが含まれます。さらに、「プラチナプラン」では、24時間見守り・駆けつけサービスやエンディングサポート(死後事務手続き)も提供しています。

日常生活のサポートも充実しており、掃除や家事代行、パソコンの訪問サポートなど、くらしの困りごとを解決するサービスも用意されています。

「ひとりのミカタ」は、身元保証が中心の「エルダープラン」とエンディングサポート(死後事務手続き)までカバーした「プラチナプラン」の2つのプランが用意されており、年齢や必要なサポートに応じて、最適なプランを選ぶことができます。

生涯独身を覚悟された方々にとって、将来への不安は尽きないものです。「ひとりのミカタ」は、そんな不安を解消し、充実したおひとりさまライフを送るための強力な味方となります。まずは、気軽にお問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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ひとりのミカタ

おわりに

生涯独身を選択する人が増加する現代社会において、将来に備えることは非常に重要です。お金の準備や健康管理、人間関係の形成など、さまざまな面で計画的に行動することで、充実したおひとりさまライフを送ることができます。習い事やボランティア活動、ひとり旅など、自分らしい生活を楽しむことも大切です。また、「ひとりのミカタ」のような専門サービスを活用することで、さらに安心して生活を送ることができます。生涯独身を覚悟した方々は、これらの準備や活動を通じて、自分らしい人生を謳歌し、豊かな老後を迎えることができるでしょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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