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定年後のおすすめ過ごし方ランキング!やってはいけないこと&楽しむコツを解説

定年後のおすすめ過ごし方ランキング!やってはいけないこと&楽しむコツを解説
セゾンのくらし大研究 編集部

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豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

定年後の過ごし方は、人生をより充実させるための大切なポイントです。自由な時間が増える一方で、何をすればよいのか迷う人も少なくありません。趣味や旅行、新しい仕事、スポーツなど、アクティブに過ごすことで、老後の生活を楽しく健康的に送ることができます。

本記事では、定年後におすすめの過ごし方をランキング形式で紹介し、老後に適した趣味や、やってはいけない過ごし方についても解説します。さらに、セカンドライフを楽しむコツや、定年後の生活を安心して送るための備えについても触れています。定年後の充実した生活を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること
  • 定年後の過ごし方には、趣味、旅行、新しい仕事、スポーツ、習い事など多様な選択肢がある
  • 老後の趣味は性別によって傾向が異なり、男性と女性それぞれに適した趣味が存在する
  • 定年後は年金収入のみに頼ることや浪費、生活リズムの乱れなど、避けるべき行動がある
  • セカンドライフを楽しむためには、目標設定やコミュニティ参加、健康維持などが重要
ひとりのミカタ
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定年後におすすめの過ごし方ランキング

定年後におすすめの過ごし方ランキング

長年務めた職場を離れ、これから迎える新しい生活への期待と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。定年後は自由な時間が増える分、充実した日々を送るためには生活の組み立て方が重要になってきます。

そこで、2024年にソニー生命保険株式会社が実施した「シニアの生活意識調査2024」の結果をご紹介します。この調査は、全国の50歳から79歳のシニア1,000名を対象に実施されたものです。

調査結果で紹介されている、シニアに人気の過ごし方トップ5は以下の通りです。

  1. 旅行
  2. テレビ/ドラマ
  3. グルメ
  4. 映画
  5. 読書

第1位:旅行する(支持率45.3%)

シニアの間で最も人気が高いのが旅行です。男性の44.4%、女性の46.2%が「現在の楽しみ」として旅行を挙げており、前年の「シニアの生活意識調査2023」の結果から5.4ポイント増加と、その人気は年々高まっています。

現役時代は仕事の都合で休みが取りづらく、旅行の実現が難しかった方も多いでしょう。定年後は時間的な制約から解放され、平日の空いている時期を選んで旅行できるようになります。また、シニア向けの旅行プランやツアーも充実しており、同世代との交流を楽しみながら旅行を楽しめる環境が整っています。

同調査によると、人気の訪問先として、日光や東京ディズニーリゾート、軽井沢、伊勢神宮などが挙げられています。また、鳥取砂丘や出雲大社、別府温泉といった、日本各地の名所も人気です。

第2位:テレビ/ドラマ(支持率39.9%)

2位は「テレビ/ドラマ」です。特に女性からの支持が高く、44.6%の人が楽しみとして挙げています。男性の支持率は35.2%となっています。

テレビやドラマの魅力は、日々の生活に彩りを添える身近なエンターテインメントであることです。連続ドラマは毎週の楽しみとなり、生活にメリハリをつけてくれます。また、朝の情報番組から夜の報道番組まで、一日の生活リズムに合わせて番組を選べるのも特徴です。

近年は動画配信サービスの普及により、見逃した番組や過去の名作ドラマなども好きな時間に視聴できるようになりました。家族と一緒に見ることで、共通の話題にもなります。

第3位:グルメ(支持率28.1%)

3位は「グルメ」で、男性の26.0%、女性の30.2%が楽しみとして挙げています。

定年後は、時間に追われることなく食事を楽しめるのが魅力です。人気店でゆっくりランチを楽しんだり、話題の新店をめぐったり、思い立った時に気軽に外食を楽しめます。自宅で産地直送の食材や話題の取り寄せグルメを味わうのもおすすめの楽しみ方です。

また、料理を趣味にするのもよいでしょう。健康に配慮した食事作りや、昔から挑戦してみたかった本格的な料理に取り組むなど、自分らしい「食」との関わり方を見つけられます。

第4位:映画(支持率25.9%)

4位の「映画」は、男性で28.8%、女性で23.0%の支持率となっています。

映画館での鑑賞は、家での視聴とは一味違う特別な体験です。大スクリーンと迫力ある音響で、作品の世界に没入できます。多くの映画館ではシニア割引が実施されており、映画ファンにはうれしいサービスとなっています。

また、名画座や映画祭など、普段見る機会の少ない作品に出会えるのも映画ならではの楽しみです。映画を通じて新しい発見や感動に出会える喜びは、定年後の生活を豊かにしてくれるでしょう。

第5位:読書(支持率22.3%)

5位の「読書」は、男性で23.6%、女性で21.0%の支持率となっています。好きなジャンルの本をゆっくりと読める時間ができるのは、定年後の大きな楽しみの一つです。

読書は知的好奇心を満たすだけでなく、認知機能の維持にも効果があるとされています。小説で想像力を働かせたり、新書で時事問題への理解を深めたり、実用書で新しい知識を得たりと、楽しみ方は多様です。

図書館を活用すれば、費用をかけずに多くの本と出会えます。電子書籍は文字の大きさを調整できる上に、持ち運びしやすい点も便利でおすすめです。さらに、読書会への参加を通じて、本を介した新たな交流の機会を得られます。

おすすめの老後の趣味とは?

おすすめの老後の趣味とは?

定年後の生活を豊かにする大きな要素の一つが趣味です。趣味があることで、生活にメリハリが生まれ、心身の健康維持にもつながります。また、同じ趣味を持つ仲間との交流は、新たな人間関係を築くきっかけにもなります。

ここでは、男女それぞれにおすすめの趣味をご紹介します。

男性におすすめの趣味

定年を迎えた男性の方には、まず体を動かすスポーツがおすすめです。ゴルフは年齢による成績の差が表れにくく、自然の中でプレーを楽しめます。ゲートボールは30分程度の競技時間で約700歩歩くため、適度な運動量を確保できます。

自然を楽しみたい方には、登山が人気です。山頂からの景色や新鮮な空気を味わえるだけでなく、体力アップにも効果的です。温泉旅行で優雅なひとときを過ごすのも素敵な趣味となります。

頭の体操として、囲碁や将棋も魅力的です。盤と駒さえあれば始められ、対戦を通じて交流も生まれます。クロスワードパズルは、さまざまな分野の知識や語彙力が必要で、脳の活性化に役立ちます。

芸術面では、カメラ撮影がおすすめです。初期投資は1台のカメラで済み、散歩を兼ねて外出することで運動にもなります。撮影した写真を通じて、家族とのコミュニケーションも増えるでしょう。映画鑑賞は、シニア割引を利用して劇場で楽しむこともできます。

女性におすすめの趣味

園芸や手芸は、女性に人気の趣味です。自分の手で植物を育てたり、作品を作り上げたりする過程で、達成感や喜びを感じられます。また、手先を使う細かな作業は、脳の活性化にも効果的です。

音楽・映画鑑賞は、非日常を手軽に体験できる趣味として注目です。好きな場所や時間に楽しめるだけでなく、映画館やホールに出かけることで外出の機会も増えます。

インターネットを活用した趣味も増えています。SNSやブログで日々の出来事を発信したり、ハンドメイド作品を販売したりすることで、新たなやりがいが生まれます。オンラインショッピングは、体力に自信がない方でも気軽に楽しめます。

運動面では、社交ダンスが魅力的です。美しい姿勢を保つことができ、シニア向けのレッスンや競技大会も充実しています。グラウンドゴルフは、公園などの身近な場所で楽しめます。

旅行も女性に人気の趣味です。国内の温泉地や歴史スポットを巡るバスツアー、海外のクルーズ旅行など、選択肢は豊富です。また、ボランティア活動を通じて社会貢献することで、感謝される喜びを実感できます。

定年後、やってはいけない過ごし方は?

定年後、やってはいけない過ごし方は?

定年後の生活を充実させるためには、避けるべき行動を理解しておくことが重要です。これまでの生活スタイルが大きく変化する中で、うっかり陥りやすい落とし穴をあらかじめ知っておくことで、より豊かな第二の人生を送ることができます。

ここでは、定年後に避けるべき過ごし方をご紹介します。

年金収入だけに頼る

老後の生活費を年金のみに頼ることは避けましょう。金融庁の試算によると、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦で年金収入のみの場合、毎月約5.5万円の不足が生じ、生涯で約2,000万円の資金不足が発生する可能性があります。

予期せぬ支出や急な出費が発生した際に、年金収入だけでは対応が難しくなることもあります。老後の経済的不安を解消するためにも、定年退職後も安定した収入を確保することが望ましいでしょう。年金以外の収入源を持つことは、新たな生きがいにもつながります。

浪費する

定年時に多額の退職金を受け取ると、つい必要以上にお金を使ってしまう可能性があります。特に、知識や経験がない状態で大口投資を始めることは、資産を失うリスクを高めることになります。

日本人の平均寿命を考えると、定年後も長い生活が待っています。収入が減少する中で、生活に必要な金額を計算し、計画的に資金を使うことが大切です。将来の生活設計を見据えて、慎重に支出を管理していく必要があります。

生活リズムを崩す

定年退職すると、毎日早起きをする必要がなくなるため、現役時代と比べて生活リズムが崩れがちになります。生活リズムの乱れは、自律神経失調症やホルモンバランスの不調を引き起こす可能性があります。

夜型の生活になると、日光を浴びる時間が減少し、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が低下してしまいます。これにより、うつ病発症のリスクも高まります。定年退職後も、早寝早起きを心がけ、規則正しい生活リズムを保つことが重要です。

学びを辞める

定年退職後に学びを止めてしまうと、脳の活性化が減少し、老化が加速する可能性があります。新しい言語や趣味、デジタル技術などを学び続けることで、精神的な若さを保つことができます。

学びを継続することは、認知機能の低下を予防するだけでなく、新たな可能性を開くきっかけにもなります。資格取得にチャレンジしたり、カルチャーセンターの講座を受講したりすることで、知的好奇心を満たしながら充実した時間を過ごせます。

仕事を完全に辞める

定年後に完全に仕事から離れてしまうと、定期的な収入がなくなり、生活設計に大きな影響を及ぼす可能性があります。特に、退職金や貯蓄を生活費に充てる場合、予想以上に早く資金が底をつく恐れがあります。

また、職場は社会的なつながりを感じられる重要な場所です。完全に仕事を辞めることで、人との関わりが減少し、ストレスを感じやすくなります。そのため、パートタイムでの仕事やボランティア活動など、無理のない範囲で社会との関わりを持ち続けることが望ましいでしょう。

セカンドライフを楽しむコツ

セカンドライフを楽しむコツ

定年後の生活を充実させるためには、いくつかのポイントを意識することが大切です。これまでの仕事中心の生活から、自分らしい生活スタイルを築くための秘訣をご紹介します。上手に取り入れることで、より豊かなセカンドライフを送ることができるでしょう。

やりたいことをやる

定年後の趣味や習い事は、周りから誘われたからという理由だけで始めるのではなく、自分自身が本当にやりたいと思えることを選びましょう。義務感だけで続けても長続きせず、楽しむことができません。

現役時代は時間がなく、挑戦できなかったことにもチャレンジする良い機会です。これまでの人生で「いつかやってみたい」と思っていたことを思い出し、実現に向けて一歩を踏み出してみましょう。自分の心が動くものに取り組むことで、日々の生活により大きな喜びが生まれます。

目標を決める

充実した毎日を送るためには、何らかの目標を持つことが効果的です。目標を定めることで、日々の生活にメリハリが生まれ、モチベーションが高まります。また、目標に向かって努力する過程で、新たな発見や成長も期待できます。

目標は、少し努力すれば達成できるような内容に設定するのがコツです。ハードルが高すぎると、なかなか達成できずにストレスの原因になってしまいます。複数の目標を設定して達成頻度を高めることで、さらにやる気が引き出され、より積極的に行動できるようになります。

コミュニティに参加する

定年後は家に引きこもりがちになり、社会との接点が減少しやすい傾向にあります。しかし、ずっと家の中で過ごしていると、心の健康や口腔機能、栄養状態、身体機能が悪化してしまう可能性があります。

現役世代と異なり、シニア世代は自ら積極的に行動を起こさないと新しい人間関係を築くことが難しくなります。趣味のサークルや地域の活動に参加するなど、意識的にコミュニティへの所属を増やすことが重要です。手軽にコミュニティに参加する方法としては、パートタイムの仕事を始めるのも効果的です。

健康維持に努める

セカンドライフを楽しむための大前提は、心身ともに健康であることです。いくら時間とお金に余裕があっても、体調が優れなければ充実した日々を過ごすことはできません。定年後は若い世代と比べて体調を崩しやすくなるため、健康管理を徹底することが大切です。

栄養バランスの取れた食事を心がけ、適度な運動を日常的に取り入れましょう。また、定期的な健康診断で体調管理を行うことも重要です。会社の健康診断がなくなる分、自発的に医療機関を受診したり、人間ドックを利用したりするなど、自身の健康状態をしっかりと把握する必要があります。

定年後も安心して暮らすために「ひとりのミカタ」で備えよう

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おわりに

定年後の充実した生活を送るためには、計画的な準備と積極的な行動が不可欠です。趣味の発見、旅行、新しい仕事など、自分に合った活動を見つけることで、生きがいのある日々を過ごすことができます。一方で、年金だけに依存したり、生活リズムを崩したりすることは避けるべきです。健康維持に努め、コミュニティへの参加を通じて社会とのつながりを保つことで、より豊かなセカンドライフを実現できます。また、将来への備えを整えることで、安心して自分の時間を楽しむことができるでしょう。

※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。

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