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【シニア向け】スマホで簡単 出前を楽しみましょう

赤木 円香 デジタルコンシェルジュ

執筆者

デジタルコンシェルジュ

赤木 円香

株式会社AgeWellJapan代表 シニア向け暮らしの相棒サービス「もっとメイト」を提供。孫世代の若いスタッフがシニアに寄り添う「相棒」として定期的にシニアの自宅に訪問し、デジタル支援や買い物代行、お話し相手など多岐にわたる暮らしのサポートを実施している。シニアが“明日を楽しみに思える”サービスを届けることを心掛けている。

皆さん、「Uber Eats (ウーバーイーツ)」という言葉、聞いたことありますか?または、黒い横長のリュックを背負って街中をバイクや自転車で駆け抜ける人を見たことはありませんか? 

「あるある!」という方も多いかもしれません。そのリュックの人は、今回ご紹介する“フードデリバリーサービス”、つまり出前の代表格であるUber Eatsの配達員さんです。 

Uber Eatsのアプリは、月間で300万人以上に利用されていて、特に若年層に支持されています。(2021年9月現在) 

スマートフォンを使えば家の中にいながら、おいしいレストランの食べ物が簡単に楽しめます。「コロナ禍なので外出を控えたい」と思っていらっしゃる方や「外食にいけていないけどあのお店の料理食べたいな…」という方にこそぜひご活用いただきたいです。 

このコラムを読み終える頃には「私も使ってみたい!」と思っていただけるよう、分かりやすく解説していきます。 

1.フードデリバリーサービスとは? 

さて、「“フードデリバリーサービス”のUber Eats(ウーバーイーツ)」と聞くと、なんだか横文字ばかりで難しい…と感じている方もいらっしゃると思うのですが、実は皆さんがよく知っている「出前」と何も変わりません。 

出前といえば、ポストに入ったチラシなどを見て、お寿司・ピザ・丼ものなどを電話で注文して料理を家まで届けてもらうサービスですよね。このサービスは皆さま、一度は使ったことがあるのではないでしょうか? 

この出前の注文の仕方が、「電話をかける」のではなく「スマートフォンのアプリでタップするだけ」になったのが、今流行りのフードデリバリーサービスです。 

そのため難しく考えずに、「出前の最新版」、いうなれば「出前の令和版」がUber Eatsなどのフードデリバリーサービスだと思っていただければ踏み出しやすくなると思います。 

2.出前と何が違う? 

先ほど「出前の令和版がUber Eats!」というお話をしましたが、「出前」と「Uber Eats」では異なる点がいくつかあります。Uber Eatsを始めとするフードデリバリーサービスは、コロナ禍で最も伸びたサービスといっても過言ではないくらい急成長を遂げた業界です。 

難しいことではありませんが、スマートフォンを使った「Uber Eats」を楽しんでいただくために、昔からある「出前」と何が異なるか一緒に見ていきましょう。出前とは方法や仕組みが違う点を大きく分けて3つご紹介します。 

2-1.違い① 配達員が店員さんではない 

1つ目の違いは、配達してくれる方が注文した飲食店の店員さんではなく、「配達専門のスタッフ」であるということです。 

詳しく説明すると、“出前”の場合は、直接電話で注文を受けた飲食店の店員さんが、商品ができあがり次第、店舗の自転車やバイクに乗って、お店からお客さまの自宅まで運ぶという流れになっています。 

例えば、ピザやお寿司の出前を想像してもらうと分かりやすいと思いますが、出前の場合、配達員はお店のサービスの一貫として宅配してくれているので、チラシに乗っている商品に配達料金が含まれており、頼んだお客さまは、配達料金を商品と別に支払う必要はありません。 

一方で、「Uber Eats」は、配達専門のスタッフが配達してくれます。具体的には、配達員はスマートフォンを通して受け取った情報を元に、自転車やバイクで飲食店まで行き、「こんにちは!○○さん注文の商品を受け取りに来ました!」とお店から商品を受け取ります。 

そして、注文者のご自宅まで、自転車やバイクでお届けします。そのため商品代金に加えて、約300円程度の配達料金が発生し、お客さんは配達してくれる方に追加でお支払いすることになります。 

ここからは余談ですが、この配達員、もちろん専業で配達員として働いている方もいます。ですが、それ以外にも隙間時間に副業として働いている方、また、ダイエット目的に夜間の三時間だけやっているという方も少なくありません。働き方の多様化により時間を有効に使う手段として配達できるのも魅力のようです。 

2-2.違い② お店選び 

2つ目の違いは、出前と異なり、Uber Eatsのサービスに加入している多くの飲食店の中から選んで注文をすることができるということです。 

これこそが、Uber Eatsの人気の理由です。 

今までは、ピザを食べたいと思ったら郵便受けに入っていたピザ屋さん専用チラシのメニュー表の中から選んで頼み、お寿司が食べたくなったら、チラシのあるお寿司屋さんに電話をして注文していたと思います。 

しかし、フードデリバリーサービスでは、さまざまなジャンルの飲食店を一気にスマートフォン上で見ることができます。そのため、その日の気分や体調に合わせて、好きなメニューやお店を選ぶことができ、出前では定番のピザやお寿司だけでなく、カレーやスイーツなども選ぶことができます。登録されているお店舗数は、なんと日本だけで約30万件になるそうです。 

新型コロナウイルス拡大による外出自粛によって打撃を受けた飲食店の中には、お客さんがお店に来ることが難しいならお届けしよう!ということでフードデリバリーサービスに加入したところも多いようです。お店の扉にシールを貼ってアピールしているところもあり、「デリバリーやってます!」というのが当たり前の時代になりました。 

2-3.違い③ 支払い方法 

そして3つ目の違いですが、商品代金の支払い方法が限られていることです。これまでの出前では、配達してくれた人に届けてくれた玄関口で直接現金などをお支払いしていたと思います。フードデリバリーサービスの場合は、ほとんどの場合クレジットカードや〇〇Payなどキャッシュレス決済を導入していて、現金での支払いができない場合が多いです。 

そのため便利に利用するために事前にサービスサイト上にクレジットカードを登録しておくといった、初期設定をする必要があります。クレジットカードの扱いは少し注意が必要ですので詳しい方と一緒に登録することをおすすめします。 

3.実際に使ってみましょう 

出前とフードデリバリーサービスの違いを理解していただいた上で、「実際の使い方が難しいのでは?」と思われる方もいらっしゃると思います。 

ここからは便利で楽しい!と思っていただけるよう、フードデリバリーサービスの代表格であるUber Eatsの使い方について詳しく見ていきます。ぜひみなさんも一緒に操作しながら体感していただければと思います。 

3-1.ウーバーイーツの使い方① お店選び 

先ほどお伝えしたクレジットカードや住所入力などの初期設定が完了している状態から始めていきます。 

まず始めに選ぶのは食べたい料理、お店です。サービスのページを開くと下の方にある左から2番目、「検索」をタップします。さらに上の方に出てくる虫眼鏡マークをタップし、食べたい料理やお店の名前を入れて検索します。 

検索ボタンをタップすると、登録した住所から近くて、検索ワードが入っているお店がいくつか並んで出てきましたでしょうか? 

それぞれのお店で画像の下にある数字は「配達目安時間」「人気を表す星マーク」「配送手数料」となっているので、これらも参考にしながら自身の食べてみたいお店を選び、画像をタップします。 

3-2.ウーバーイーツの使い方② メニュー選び・注文確定 

気になるお店を選択したら、次はメニューを選びます。お店によってメニュー数は異なりますが、お店を選択したあと、少し下の方に動かしてみるとメニューの名前と値段、説明が書いてあります。この一つひとつがボタンになっているので食べたい料理、飲み物を探してタップします。 

すると画面が切り替わり、商品によってはトッピングをすることができたり、追記を入力することができます。そこで確認をしたら、画面下にある「カートに追加」をタップしてメニューを選んでいきましょう。 

メニューを選び終わったら、「カートを見る」というボタンが下に出てきますので、そこをタップします。自身で選んだ商品が入っていることを確認して「お会計に進む」ボタンをタップします。 

追加で何か注文しませんか?という画面が出てきますが、焦らずに画面下側、「注文しない」ボタンをタップします。 

すると最終確認画面が出てきます。住所が間違っていないか、配達時間は受け取れる時間か、メニューが間違っていないか、金額はあっているかを確認し、画面下側にある緑のボタン「注文を確定」をタップします。これで出前と同じように待つだけで商品を自宅まで配達してくれます。 

3-3.Uber Eatsの使い方③ 配達 

出前を注文した際に、「なかなか来ないな……」「あと何分くらいかかるのかしら?」と困ったことはありませんか? 

Uber Eatsが出前と違って便利な点の一つに、配達状況が分かるということがあります。先ほどの注文を受けてお店の方が作り始め、配達してくれる方が決まると、サービスの中の画面が地図に変わります。その地図上で、今配達してくれる方がどの辺りにいるのかが分かる仕組みになっています。 

配達員のスマートフォンは位置追跡機能をオンにしているので地図上にある自転車マークが動いて配達に向かっていることが目で見て確認できます。また、配達員の顔写真も出てくるのでどんな人が来てくれるかということを事前に知ることができるので、安心感もあります。 

さらに配達員が道に迷っている場合や配達先を変更したい場合は配達員に直接連絡を取ることができます。配達員にこちらの電話番号は分からない仕組みになっているので、この機能も安心して利用することができます。 

無事ご自宅に届いたらフードデリバリー完了です! 

おわりに 

フードデリバリーの代表格、Uber Eatsについて説明しましたが、いかがでしたでしょうか?スマートフォンで簡単に操作するだけで自宅まで届けてくれるフードデリバリーの魅力をお伝えできていたら嬉しいです。 

人との接触が気になりあまり外出をされたくない方はクレジットカード決済、玄関前への置き配などにより極力接触を避けることができます。外食したいけれどなかなか行けない方は色々なお店から頼んだものをお皿によそうだけでプチパーティーを演出できます。また、3食作るのが大変、健康的な食事をとりたい!という方もランチだけ注文、サラダや薬膳料理を注文ということもできます。 

さらに、高齢のお父様お母様への贈り物としてもおすすめです。都心近くに限られてしまいますが、住所を指定するとどこにでも届けられるのでいつもと違った食事をプレゼントするのも良いかもしれません。 

このようにさまざまな用途で使えるフードデリバリーサービスをぜひ一度利用してみてください! 

シニア向け暮らしのサポートサービス「もっとメイト」では、スマートフォンを使いこなしておうち時間を豊かにするお手伝いをさせていただきます。ご興味をお持ちの方は以下をご覧ください! 

もっとメイトの詳細はこちら

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