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単身シニア女性の老後資金を徹底分析!いくら老後資金が必要なのか。

女性の老後資金
セゾンのくらし大研究 編集部

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単身シニア女性は、美容や健康に日々気遣い若々しく美しい方が多いです。しかし、どんなに美しい単身シニア女性でも老後が心配になります。独身のシニア女性の資金を徹底分析しました。いくら老後資金が必要なのかについて、このコラムで解説します。

1. 単身シニア女性のメリットとは?

配偶者との離婚や死別により思いがけず 単身シニア女性 になってしまうことがあります。また子どもがいる場合は、子どもの独立を機に一人暮らしになることも多くあります。子どもの独立はうれしい反面、少し寂しい気持ちもありますよね。

ですが長い間、子どものサポートをしてきた独身のシニア女性にとっては、自由な時間が増えるときでもあります。気兼ねなく自由気ままな時間ができるのが、 単身シニア女性の最大のメリットではないでしょうか。

2. 単身シニア女性の注意点とは?

単身シニア女性は、家計を1人で支えなければならず、しっかりと家計把握しなければなりません。急な病気やケガをしてしまったら、頼る方が少なく心細く感じることもあるかもしれません。新しい賃貸物件を借りるときは、保証人を立てるのが難しいケースもあるでしょう。

3.公的年金はいくら受給できるのか

事前に公的年金はいくら受給できるのか事前に確認しておくと良いでしょう。公的年金の受給額は、日本年金機構から届く郵便物である「年金定期便」を見れば分かります。日本年金機構の「ねんきんネット」に登録すれば、いつでも年金受給額がわかるため登録しておくことをおすすめします。

公的年金は基本的に65歳から受給できます。なお、繰下げ受給を選択することもでき、最大70歳からの繰下げ受給を選択した場合は、65歳の年金の支給額と比べて最大42%年金額が増えます。手元に貯蓄がある場合は、70歳からの受給開始を選択するのもひとつの手段かもしれません。

4.いくら毎月の資金が足りないか計算しておく

毎月の老後の資金がいくら足りないか計算しておくと良いでしょう。総務省統計局によると、女性単身世帯の消費金額は、167,163円です。つまり、約17万円が毎月の支出目安です。余裕のある老後の生活を送りたい場合は、20万円〜25万円の生活費が必要といわれています。

5. 単身シニア女性の生活費用について徹底解説

単身シニア女性の生活費用について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

5-1.限られたお金のなかでのやりくりが必要

単身シニア女性は、限られたお金のなかでのやりくりが必要になってきます。しっかりやりくりする能力が大切なポイントです。若い頃に比べると体力的に無理はできません。いくつか掛け持ちして働く場合は、もちろん収入は増えますが、体力的に負担が大きくなってしまいます。

単身シニア女性は、疲労が蓄積すると、思わぬ病気やケガの原因にもつながります。そう考えると、老後は限られた収入から家計のやりくりをするということが前提になってきます。

5-2.急な出費に耐えられる家計が必要

単身シニア女性は、急な出費に耐えられる家計かどうかが大切です。30代や40代の頃と比較すると病気やケガによる入院や手術をする確率が高くなる傾向にあります。

病気やケガによる入院や手術を行うと、働けないリスクが生じます。また、入院費用や手術費用は高額になります。特に入院費用のなかで、個室を希望した場合に差額ベッド代金がかかります。この差額ベッド代金が病院によっては高くなるところがあるため注意が必要です。

このように、病気やケガによる入院や手術などの急な出費に耐えられる家計であることが大切なポイントです。

6.工夫をすれば、生活費用をスリムにすることが可能

工夫をすれば、生活費用をスリムにすることができます。老後の生活費をスリムにするためには、情報収集が必要になるでしょう。SNSなどを活用して、積極的にさまざまなお金に関する情報を収集しておくとメリットがあります。

以下では、総務省統計局の調査結果による、60歳代の 単身シニア女性の月額の支出データに基づき解説していきます。

①住居費

住居費は、持ち家か賃貸なのかで大きく支出が変わる費目です。60歳代の 単身シニア女性の住居費は18,341円です。この結果から賃貸ではなく持ち家に住まれている方が多いというのがわかります。

賃貸にお住まいで家計に対して家賃の割合が高い場合は、引っ越しも視野に入れておくと良いでしょう。特に子どもが独立した後などは、住居を見直すタイミングかもしれません。

持ち家の場合は固定資産を支払う義務があります。固定資産税は、必ず家計の予算のなかにあらかじめ組み込んでおくと良いでしょう。 単身シニア女性が、賃貸物件へ引っ越しする場合は、引っ越し費用や新しい住居の敷金や礼金が必要です。不動産会社に支払う仲介手数料も必要でしょう。

②食費

単身シニア女性世帯の食費は、34,920円です。野菜は、ご自身で家庭農園をしたり、親戚や知人から無料でいただけることもあります。ご自身で家庭農園をすると食に対する楽しみが増えるためおすすめです。

➂衣服費

単身シニア女性世帯の被服および履物費は、9,107円です。なお昨今では、プチプラファッションをモデルのように着こなす方もいます。また、一方で衣服は未使用ものをフリマアプリやリサイクルショップなどで買い、おしゃれを楽しむ方もいます。衣服費は工夫によってはうまく節約することができるかもしれません。

④交通、通信費

単身シニア女性世帯の交通、通信費は、18,862円です。市町村によっては、バスや地下鉄などの交通費は交通パスポートを配り、無料になったり安くなることもあります。しかし遠方の子どもや友達、親戚に会う場合は出費として出ていってしまいます。

通信費については、携帯やスマートフォンの月額料金がどんどん安くなっています。家電量販店などは、さまざまな通信会社の料金プランを取り扱っています。近くの家電量販店などで、料金比較をしてみるのも良いでしょう。また、ネットで通信費用を比較してみるのもおすすめです。

⑤趣味や娯楽費

単身シニア女性世帯の教養娯楽費は、19,165円です。 単身シニア女性の楽しみである趣味や娯楽費用は削らず、思いっきり老後の趣味や娯楽を楽しむ方が生きがいにもつながり良いでしょう。

⑥保険料

保険料は民間の保険に加入している場合は、毎月かかる費用です。民間の保険は、年払いにすると安くなることもありますので、保険の年払いも検討してみましょう。保険料はクレジットカード払いを選択すると、クレジットカードのポイントも貯まるのでお得でしょう。

また、保険の見直しは慎重にした方が良いでしょう。既往症などがあると、新しく保険に加入できないことがあるため、保険約款などを慎重に確認することが大切です。更新型の保険はある年齢に達すると、保険料が高くなるため注意が必要です。保険の内容を減らすことで、保険料を安くして継続する方法もあります。何が一番メリットなのかしっかり調べて、保険を選びましょう。保証内容が良い保険は、 単身シニア女性にとっても老後のお守りになります。

⑦医療費

単身シニア女性世帯の医療費は、8,351円です。ちょっとしたときにケガをする恐れもありますので、このあたりの費用は必要経費として見ておきましょう。

⑧光熱費、水道費

単身シニア女性世帯の光熱費、水道費は、11,614円です。このあたりの費用も歳を重ねたからといって減るものではありません。

⑨交際費

単身シニア女性世帯の交際費は、18,814円です。交際費も思った以上にかかります。しかし人との交際はとても楽しい時間なので積極的に行っていきましょう。

おわりに

単身シニア女性の老後資金についてのさまざまな情報をお伝えしました。いかがでしたでしょうか。もし、老後資金が不足していると感じたならば、積極的な資産運用やマネースクールに参加してみることをおすすめします。

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