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車のエンジンかからない!その原因や知っておきたい対処法をご紹介

車のエンジンかからない!その原因や知っておきたい対処法をご紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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突然車のエンジンがかからなくなると、焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。エンジンがかからない原因には燃料不足やバッテリーの不調、ヒューズが切れていること、セルモーター・オルタネーター・エンジンの故障が考えられます。 この記事ではエンジンがかからない原因と対処法について解説します。エンジンがかかるかチェックする手順についてもわかる内容です。不測の事態に備えて、適切な対処法を学びましょう。

車のエンジンがかからない主な原因と対処法

車のエンジンがかからない主な原因と対処法

車にはさまざまな役割を持つ部品があります。車のエンジンがかからない原因が複数あることもあり、仕組みや対処法を知ることが重要です。

燃料不足

エンジンがかからない主な原因は、燃料不足です。電気自動車であれば充電切れが代表的な原因です。電気自動車は一般的なエンジン車とは異なり、バッテリーに貯蔵された電気で走るため、充電が切れると動かなくなります。

ガソリンメーターを見て残量がない場合にはガソリンを入れることで車は動き出します。万が一ガソリンが完全になくなったらロードサービスを呼び、燃料を入れてもらいましょう。ロードサービスによって利用回数や給油量などに制限があることもあるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

バッテリーの不調

車のバッテリーはセルモーターやルームランプ、リモコンキー、カーナビ、時計などに電力を送る機器で、安全に運転するために欠かせません。バッテリーが効かなくなると、エンジンはかからなくなります。バッテリーの不調の要因はいくつかあります。

バッテリーがあがっている

バッテリーがあがっている状態は供給量が充電量を超えていることを指し、エンジンがかからなくなる大きな要因です。ボタンを押すとセルモーターが動き、エンジンがかかります。セルモーターに十分な電力が行き届かなければ、車は動きません。他に冬の寒い日などに気温が低くなりバッテリーの性能が落ちると、エンジンがかからないこともあります。

バッテリーが上がった際にはロードサービスに連絡し、適切に対処してもらいましょう。料金や現場まで駆けつける時間は会社によってさまざまです。ジャンピングスタートで他車から電力をわけてもらう方法もあります専門店で自動車用の充電器を買い、車に置いておくのも良いでしょう

バッテリーが古い

車のバッテリーの寿命は3年程度で、運転の仕方や環境などによってはさらに短くなります。エンジンが劣化すると効きが悪くなり、大事なときに車を出せないといった事態が発生するかもしれません

エンジンがかかりにくい以外にもヘッドライトが暗い、パワーウィンドウの動作が遅いなど、不調があれば、寿命が短くなっていることを疑い、早い段階で交換することをおすすめします。バッテリーを購入し自分で交換する方法もありますが、ショートするリスクがあります。ロードサービスにお願いすれば確実に直せるでしょう。利用回数の制限があるケースもあるため、事前に確認することをおすすめします。

バッテリーの液量が少ない

車のバッテリー内には液体が入っており、化学反応が起きることで、バッテリーが正常に働きます。バッテリー液は気温などで自然に蒸発し、量が減ると、エンジンがかからなくなります

バッテリーはトランクルームかボンネットにあり、外から残量の確認が可能です。自分で補充することもできますが、体につくと重症になるおそれがあります。万が一運転中にバッテリー液が少なくなったら、整備工場やディーラー、ロードサービスに問い合わせて、指示を待ちましょう。定期点検でバッテリー液の量をチェックしてもらうのが一番の対策です。

ヒューズが切れている

車のヒューズが断線するとエンジンがかかりません。車のヒューズとは規定以上の電力が流れないように、電気系統のトラブルから守ってくれる部品です。規定以上の電力が流れると、切れるようになっています。一度切れたヒューズは再利用できないため、交換が必要です。

ヒューズの状態は運転席近くかエンジンルームにあるヒューズボックスで確認できます。説明図に従い、同じアンペアのスペアと交換します。交換した後は整備工場で点検をしてもらいましょう。

セルモーターの故障

セルモーターはエンジンをかけるときの重要なパーツで、故障しているとエンジンがかかりません。セルモーターから「ガガガ」という音がすれば、セルモーターが原因の可能性が高くなります。頻繁にアイドリングストップをするなど、負担がかかっていれば劣化は速くなります。

セルモーターの取り扱いは自分では難しい部分もあるため、故障した際には、整備工場に修理を依頼するのが有効です。近くに整備工場がないときにはロードサービスを呼びましょう

オルタネーターの故障

オルタネーターとは発電機の役割を持つ、車を動かす上で重要な部品です。オルタネーターが故障すると「ウィーン」「カラカラ」と音がします。オルタネーターから生み出された電力はバッテリーやブレーキなどに使われ、故障すると当然ながらエンジンがかからなくなります。故障していると、バッテリーを新しくしてもすぐにつかなくなります。

故障していると感じたら、ロードサービスや整備工場、ディーラーに連絡をし、交換や修理を依頼しましょう。突然動かなくなることに備えて、定期的に点検することが重要です。

エンジンの故障

エンジンから「キュルキュル」「ガラガラ」などと異音がしたり、異臭がしたりする場合には、エンジンの不調を疑いましょう。エンジンオイルの不足や劣化、冷却措置の効きが悪くなると、エンジンが故障しやすくなります。車を稼働させる装置であるエンジンが壊れれば、当然ながら車は動きません。

エンジンの故障は自力で直すのが困難なため、加入しているロードサービスに車を運んでもらいましょう。すぐ呼べるように電話番号はメモに残しておくと安心です。

エンジンがかかるかチェックしたいときの基本手順

車のエンジンがかからない主な原因と対処法

運転中に万が一エンジンがかからなくなったら、「シフトがP(パーキング)やN(ニュートラル)以外になっている」「ガソリンが足りていない」「ハンドロックがかかっている」など人為的なミスでないか確認します。そして以下の手順で動作をチェックしましょう。

  1. エンジンキーでオンにする
  2. エンジンがかかるか2〜3回試す
  3. 原因にマッチした対処法を施す

エンジンキーでオンにする

はじめにエンジンキーをACCもしくはONの位置まで回して動作を確認します。

ライトが点滅せず、車の窓が動かせないときにはバッテリーを疑いましょう。ライトが点滅し、窓を動かせる場合にはバッテリー以外に原因があると考えられます。

エンジンがかかるか2~3回試す

次にエンジンキーを回し、モーター音を聞きましょう。モーター音はするがエンジンがかからないときには、バッテリー以外に原因があるかもしれません。逆にモーター音がしなければバッテリーあがりかセルモーターの故障が原因です。

原因にマッチした対処法を施す

バッテリーあがりが原因で、携帯用の充電器「ジャンプスターター」を持っていれば、まずは自分で直してみましょう。赤と黒のケーブルを接続し、しばらくエンジンをかければ車が動く場合があります。もし自力で難しいときにはロードサービスを呼び、ジャンピングスタートをしてもらいましょう。もし車が動いたら、近くの整備工場に向かいましょう。

セルモーターの故障など、他に原因が疑われる際には、自力での対処が難しいため、速やかにロードサービスを呼ぶことをおすすめします。現場まで駆けつけてくれるガソリンスタンドもあるため、電話で確認し、可能であれば依頼しましょう。

じつはこんなことでもエンジンはかからない!

じつはこんなことでもエンジンはかからない!

エンジンがかからないと「車自体が故障しているかもしれない」と焦ってしまう方もいるのではないでしょうか。車は安全な運転のためにすべてのシステムが正常に動かないと、エンジンがかからなくなってしまいます。次に、燃料不足や大きな部品の故障以外に考えられる原因について紹介します。

電子キーの電池の有無

リモコンキーやスマートキーといった電子キーは専用の電池で動きます。電池が切れるとエンジンがかからなくなります。リモコンの効きが悪くなったり、LEDが点灯しなくなったりしたら、電池交換のタイミングです。

電子キーの電池交換は同じ型番の電池とドライバーを用意して自分で行えます。メーカーによって交換方法は若干異なるため、詳しくは取扱説明書を見ましょう。年に1回など交換のタイミングを決めておくことで、安心して運転できるでしょう。

シフトの位置を確認

オートマ車は構造上、シフトがP(パーキング)かN(ニュートラル)に入っていないと、エンジンがかからない仕組みになっています。

シフトが違う場所にあればP(パーキング)に戻して、エンジンをかけ直しましょう。N(ニュートラル)にしてもエンジンはかかりますが、動き出す可能性があるため、必ずP(パーキング)にしてかけましょう。

ハンドルロックを確認

どの車にも盗難防止のハンドロック機能が搭載されています。キーが挿入されていない状態でハンドルを動かすと「カチッ」と音がします。ハンドロックは車が正常に動いている証拠で、車の故障ではありません。

ハンドルを左右で持ち揺すりながらキーを回すと、ハンドロックが解除され、エンジンがかかります。

もしもの際に備えるために

もしもの際に備えるために

車のエンジンがかからなくなると旅行の予定を変更したり、急な用事に出向けなかったりと何かと不便が生じてしまいます。こまめに車のメンテナンスを行うことで、快適なカーライフを送れます。加えてロードサービスが充実した自動車保険に加入すれば、スピーディーに対応してくれるでしょう。

車のもしもに備えたい方はロードサービスが充実した「おとなの自動車保険」※1をおすすめします。「おとなの自動車保険」で付帯できる「ロードアシスタンス特約(ロードサービス)」※2は24時間・365日対応。ロードサービス拠点は全国約9,200ヵ所※3、提携修理工場は約1,000ヵ所あります。連携したサポートですぐに駆けつけてくれるため、知らない土地でも安心できるでしょう。応急措置・運搬費用(バッテリー上がりやオイル補充、ヒューズの取り換えなど)は1回の事故・故障トラブルにつき、15万円まで補償します。

おとなの自動車保険」の保険料は、5つの質問で簡易保険料をシミュレーションできます。充実のロードサービスをお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。

※1 「おとなの自動車保険」は、セゾン自動車保険のペットネームです。

※2 交通事情や気象状況により、サービスカーが運行できずロードサービスを提供できない場合があります。離島については、ロードサービスの対象外となる地域があります。

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おわりに

エンジンがかからない場合には燃料の不足やヒューズやバッテリーの不調などが考えられます。故障が見つかったら自分で直せるケースもあります。ただし車の部品は緻密で間違った操作をすると、他の部分も故障したり、感電したりするおそれがあるため、整備工場やディーラー、自動車保険・JAFのロードサービスに連絡し、指示に従うことが大切です。

また車本体の故障ではなく、電子キーやシフトの位置、ハンドロックなど、人為的なミスが原因のときもあります。エンジンがかからなくなっても、必要以上に焦らず、まずは身の回りをチェックしてみましょう。

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