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犬の留守番は何時間まで?留守番中に犬に掛かるストレスや注意点を解説

犬の留守番は何時間まで留守番中に犬にかかるストレスや注意点を説明
セゾンのくらし大研究 編集部

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セゾンのくらし大研究 編集部

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犬はいったい何時間留守番できるのでしょうか。犬に留守番をさせるときに準備しておきたい環境やトレーニングのポイントなどもご紹介します。

1.犬に留守番をさせている方はどのくらい? 

1.犬に留守番をさせている方はどのくらい? 

お留守番経験がある犬は多い

  • ペット保険に加入している方のうち約91%が犬に留守番をさせたことがあった
  • 留守番時間は約60%の犬が3時間以上
  • 10時間以上の留守番をしたことがある犬も約6%いる

2.犬は何時間まで留守番できる?

2.犬は何時間まで留守番できる?

訓練をしたり環境を整えることで長時間も可能に

  • 訓練されていて食事や排泄ができる環境があれば8~12時間の留守番が可能といわれている
  • しかし犬の急な体調変化や事故の可能性もあり、危険が伴うことを認識しておく必要がある
  • 中でも子犬やシニア犬などは、その犬に合った時間で留守番をさせることが大切

3.犬に留守番をさせるときのポイント

3-1.まずは短時間から慣れさせよう

準備やトレーニングも大事

  • まずは短時間の留守番から始めて、飼い主が出て行っても必ず帰ってくることを覚えさせる
  • 犬用のおもちゃを活用しひとり遊びをさせる
  • 日常的に飼い主と犬とが別々に過ごす時間を作る
  • 在宅時に充分なスキンシップの時間も作る
  • 留守番中安全で安心できる環境を用意する

4.犬の留守番時に気を付けたいこと

4.犬の留守番時に気を付けたいこと

事故やケガのリスクを避けるために

  • ガス栓を閉めるなど火気を適切に管理する
  • 在宅時のスキンシップ中は犬に異変がないか確認しておく
  • いたずらができないような環境を作る

5.犬が留守番中に抱えるストレスは?

5-2.分離不安の原因は?

ストレスが強く表れた状態の「分離不安症」の症状

  • 飼い主の不在時のいたずらや犬自身の身体を噛んだり毛をむしったりする自傷行動
  • 誰もいないのにずっと吠え続ける
  • 足を舐め続けるなどの常同行動
  • 普段は決まった場所でトイレができるが、リビングやソファーで排泄している など

上記症状が留守番開始後30分以内に出やすいとされており、これらの症状がある場合は「分離不安症」である可能性があります。

分離不安と考えられる場合は克服トレーニングが必要

フォーマットトレーニングを行う

分離不安症は、症状が重くなっていくことがあるため、おかしいなと感じたらトレーニングやしつけが必要です。

飼い主さんと離れることに慣れる

過度なスキンシップは避け、飼い主への依存を減らすことで分離不安は軽減されます。普段から犬がひとりでいる時間を作り、独立心を育んであげましょう。ひとり時間におもちゃやガムを与え、退屈にさせないようにすることも大切です。

フォーマットトレーニングを行う

フォーマットトレーニングは、犬とかかわる前に必ず行う、アイコンタクトとオスワリ、マテのことです。フォーマットトレーニングには、リラックス効果や行動の抑制効果などさまざまな効果があります。このトレーニングを行うことで、鳴いても飼い主は戻ってこないと犬が理解し、無駄吠えの軽減にもつながります。

留守番中のいたずらを叱らない

留守番に慣れていないと、家具を壊したり、普段とは違う場所で排泄をしてしまったりすることがあります。しかしこのときに叱ってしまうと、犬はかまってくれたと勘違いし、いたずらを繰り返すようになるのです。いたずらがあった場合でも、叱らず淡々と片付けや処理をしましょう。

外出前はあまりかかわらない

外出の直前まで犬とべったり過ごしてしまうと、犬は飼い主が外出することに大きな不安を感じてしまいます。飼い主にとっても我慢しなければならないトレーニングですが、外出前は、目を見て話しかけたり、ハグをしたりするなどの行動は控えてみましょう。また帰宅時にも、犬が飼い主の帰宅で興奮している状態が冷めてから、スキンシップをとりましょう。離れているときとギャップを減らすことが大切です。

6.犬の留守番時に役立つグッズ

6.犬の留守番時に役立つグッズ

長時間の外出や災害時など、もしもの場合を考慮

留守番中に犬が何をしているのか、どのように過ごしているのか、見守りカメラで確認ができます。スマートフォンと連携させて、外出先から犬の様子を確認できるもの、遠隔操作により声をかけたり食事を与えたりできるものもあります。

くらしのセゾンの提供する見守りサービス相談窓口ペットの見守りサービスなら、スマホを使って犬の観察はもちろん、エアコンの操作や温度調整ができます。その他にも、カメラ機能や家電リモコン機能、ドアロック機能などさまざまな便利機能も。留守番中も快適な環境にしてあげられるので安心です。

見守りサービス相談窓口の詳細はこちら

長時間の留守番なら預けることも考慮して

ペットシッター

ペットシッター

ペットシッターは、犬がひとりで留守番するのをサポートしてくれるサービスです。シッターが自宅に来てくれるため、犬はいつもと同じ環境で過ごせます。

環境が変わるとストレスを感じてしまう犬もいるかもしれません。そういった性格の犬の場合は特に、ペットシッターを利用してみると良いでしょう。

犬の保育園

犬の保育園は、日中飼い主に代わって世話をする場所です。月に数回から利用できるところもあり、子犬から成犬、老犬まで預けられるところもあります。トレーナーによるしつけを受けたり、他の犬と過ごしたりするなど、家ではできない経験が可能です。

7.これから飼うことを考えているなら

7-1.留守番が得意な犬種を選ぶ

留守番が得意な犬種を選ぶ

  • ラブラドールは、飼い主がいなくても比較的落ち着いて過ごせる傾向がある
  • 柴犬やシーズーなどはマイペースでひとり遊びが得意

ただし個体差があるため、あくまで犬種選びの参考程度にしてください。

おわりに

犬に留守番してもらうには、トレーニングや犬と適度な距離感を保つことなどが大切です。犬は留守番している間、少なからず不安を感じています。外出時に困らないよう、普段から訓練や準備をしておくと安心でしょう。

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