一戸建ての防犯対策の重要性を統計データで解説
一戸建ては、侵入犯罪が発生する場所のなかで、最も被害が多い建物です。警察庁の統計によると、令和2年の侵入窃盗の発生場所の割合は、一戸建てが最も多い37%です。侵入窃盗とは、一戸建てにおいて「空き巣」「忍込み」「居空き」の3つを指します。
- 空き巣…家主が不在時に住宅へ侵入して窃盗すること
- 忍込み…家主が就寝時に住宅へ侵入して窃盗すること
- 居空き…家主が昼寝や食事中に住宅へ侵入して窃盗すること
忍込みや居空きのように、家主が住宅にいる状態でも侵入されるケースも存在します。また侵入強盗(凶器などで住人を脅して窃盗すること)の23.9%が一戸建てで発生しているため、泥棒が堂々と自宅に侵入してくることも珍しくありません。泥棒が自宅に押し入り、凶器を持って襲ってくると、特に年配の方では対応が難しいでしょう。泥棒に自宅へ侵入されないために、あらかじめ住宅の防犯対策を始めておくことが大切です。
参考:警察庁
一戸建ての防犯対策のポイント
泥棒に狙われにくい住宅にするためのポイントを解説していきます。
侵入に5分以上かかる対策をする
泥棒から狙われずらくするために、侵入に5分以上かかる住宅を目指して対策しましょう。侵入被害に遭わないためには、泥棒に「この家に入るのは手間がかかる」と思わせる対策をすることが大切です。住宅へ入るまでの時間が5分を超えると、泥棒の約7割が侵入を諦めます。
更に、住宅へ侵入するために10分以上時間をかける泥棒は、全体の1割未満まで減少します。
侵入に5分以上かかる住宅にするには?
- 泥棒の侵入口を良質な製品に変更する
- ホームセキュリティを導入する
- 泥棒に防犯対策をしている住宅と気付かせる
泥棒に防犯対策ができている住宅と認識させて、被害を未然に防ぎましょう。
防犯製品を選ぶ時はCPマークの確認をする
CPマークとは「Crime Prevention」の略称で「防犯性能の高い建物部品」です。製品の性能を客観的に評価したり、普及させたりするために、官民合同会議で制定されました。CPマークが付与された製品は、3種類あります。
- ドア関連
- 窓関連
- シャッター関連
部品ごとに試験が行われており「泥棒が侵入するまで5分以上耐えられる」と評価された製品のみ、CPマークの付与が認められます。自身で自宅の防犯対策をする場合は、製品を購入する前にCPマークが付いているか確認しておくと安心です。
参考:住まいる防犯110番 – 警察庁/5団体防犯建物部品促進協議会
一戸建ての防犯対策が必要な場所
窓
一戸建ての場合、泥棒の半数以上が窓から住宅内へ侵入しています。また窓から入る方法の中で、最も多いのがガラス破りです。
窓の防犯対策の主な方法5つ
- 防犯合わせガラスに変更するか防犯フィルムを貼る
- 補助錠を取り付ける
- 暗証番号ダイヤル付きクレセント錠にする
- 窓周辺の見通しをよくする
- 雨戸に雨戸錠を2ヵ所と雨戸外れ止めを付ける
自身で窓の防犯対策をした時の費用は、以下のとおりです。
防犯合わせガラス (1㎡当たり) | 30,000円〜 |
防犯フィルム(1㎡当たり) | 15,000円~ |
補助錠 | 3,000円 |
暗証番号ダイヤル付き クレセント錠 | 5,000円 |
雨戸錠 | 500円 |
雨戸外れ止め | 500円 |
一戸建ての窓は、泥棒に最も狙われやすい場所です。まだ窓の防犯対策を実施していない方は、最優先で取り掛かりましょう。
出入口
泥棒の3割以上は出入口から入るため、ドアの防犯対策は重要です。
出入口の侵入方法と対策
- ピッキング…鍵穴に特殊工具を入れて解錠する
- ドア錠こじ破り…ドアの隙間に工具を入れて錠を壊す
- サムターン回し…ドアの隙間や開けた穴から内側のロック用つまみを回して解錠する
- カム送り解錠…特殊な針金で錠ケースのデッドボルトを動かして解錠する
対策方法
- 鍵をディンプルキーに変更する
- ドアに補助錠を付ける
- ドアの隙間にガードプレートを付ける
- サムターンカバーを付ける
自身で出入口の製品を購入した時の費用は、以下のとおりです。
ディンプルキー(鍵交換) | 10,000円 |
ディンプルキー(部品代) | 15,000~25,000円 |
補助錠 | 5,000円 |
ガードプレート | 1,000円 |
サムターンカバー | 2,000円 |
泥棒は、様々な道具を使ってドアを解錠するため、それぞれの侵入方法に適した対策をしておくことが大切です。
庭
庭の防犯対策が充分に実施できてないと、自宅の敷地内へ簡単に侵入されてしまいます。庭は隠れる場所が多いため、自宅の敷地内の防犯対策が重要です。
隠れる場所の多い庭の防犯対策とは
- 庭が見える位置に監視カメラを設置する
- 足音が鳴る防犯砂利を配置する
- カメラ付きインターホンを導入する
ご自身で庭の防犯対策をした時の費用は、以下の通りです。
監視カメラ | 5,000〜30,000円 |
足音が鳴る防犯砂利 | 5,000円 |
カメラ付きインターホン | 5,000〜50,000円 |
住宅がブロック塀で囲われていると、敷地内に潜む泥棒が道路側から見えません。自宅の庭に合わせて、必要な防犯対策をしましょう。
一戸建てに住んでいる人が普段から取り組める3つの防犯対策
意識したい防犯対策
- しっかり戸締りをする
- 泥棒に留守と思われない工夫をする
- 近隣住民とコミュニケーションを取る
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- 開閉センサー
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おわりに
一戸建ての侵入犯罪の統計データを見ることで、泥棒の侵入方法や防犯対策が必要な場所がわかります。狙われやすい侵入場所を優先的に対策し、普段から防犯意識を持って生活しましょう。
このコラムで紹介した侵入犯罪と対処法を参考にして、自宅に必要な防犯対策を考えることがおすすめです。安価で手軽に自宅のセキュリティを高めたい方は「Secual」を検討してみてはいかがでしょうか。