更新日
公開日

遺品整理の費用を安くする方法とは?専門会社の料金相場や注意点なども紹介

遺品整理の費用を安くする方法とは?専門会社の料金相場や注意点なども紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

執筆者

セゾンのくらし大研究 編集部

豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

相続が発生した場合、具体的に何をどうすればいいか知らない方も多いのではないでしょうか。遺品整理は相続時に必要な作業のひとつですが、正しくおこなわないとトラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。

この記事では、遺品整理とは何か、遺品整理の相場、遺品整理のサービスの料金を安く抑える方法、専門会社に依頼する際の注意点などを解説します。遺品整理について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • 遺品整理とは、被相続人が使用していた家具、電化製品、衣類、通帳や貴金属などの遺品を整理すること
  • 遺品整理のトラブルを回避するには、相続人全員で遺品整理をおこなうことが重要
  • 遺品整理に期限はないものの、速やかにおこなったほうが良い
遺品整理・生前整理

遺品整理の基本を知ろう

遺品整理の基本を知ろう

相続が発生した場合、遺品整理、遺産分割、相続税の納付といったさまざまな作業が必要です。特に遺品整理は時間と手間がかかり、不用品を処分する際は費用が発生するため、何をどうするのか、どのくらいの費用がかかるのか事前に把握しておくことが大切です。

まずは遺品整理では何をするのかを詳しく見ていきましょう。

遺品整理では何をするの?

遺品整理とは、被相続人が使用していた家具、電化製品、衣類、通帳や貴金属などの遺品を整理することです。遺品整理では、被相続人が愛用していたものを親族や知人などに贈る形見分けの他、必要なものと不要なものに分別する作業などもおこないます。

勝手に遺品を処分した場合は、他の相続人と後でもめる可能性があるため、相続人全員でおこないましょう。

整理をおこなうタイミングは?

遺品整理は相続人全員で行う方が良いと言いました。そのため、相続人全員が集まる四十九日や初盆などのタイミングで遺品整理するとスムーズに進みやすいです。

しかし、被相続人が賃貸物件に住んでいた場合は解約しなくてはならないため、なるべく早めに済ませましょう。

遺品整理サービスでしてくれること

遺品整理サービスでしてくれること

遺品整理は時間と手間がかかります。速やかに遺品整理を進めるには、専門会社に任せるのも選択肢のひとつです。専門会社に任せた場合、以下のようなサービスを受けられます。

  • 必要なものと不要なものの選別
  • ゴミの分別
  • ゴミの回収・トラックへの積み込み
  • 不用品の買取

会社によって受けられるサービスの内容は大きく異なります。どのようなサービスを受けられるのかを事前に確認してから依頼しましょう。

遺品整理を依頼した場合の費用相場はいくら?

遺品整理を依頼した場合の費用相場はいくら?

遺品整理サービスを利用する際にかかる費用の相場は以下のとおりです。

部屋の広さ費用
1R・1K30,000~80,000円
1LDK70,000~200,000円
2LDK120,000~300,000円
3LDK170,000~500,000円
4LDK以上220,000~600,000円

遺品整理サービスの料金は一律ではありません。遺品の量が多い、遺産整理する範囲が広い場合は、作業時間が長くなるので費用が高額になりがちです。

また、駐車場から建物までの距離が離れている場合は料金が割高になるといったように、建物周辺の状況によっても料金が変化します。追加費用が発生する可能性もあるため、各社の料金表だけでなく、追加費用の有無を事前に確認してから依頼しましょう。

遺品整理サービスの料金を安く抑える方法

遺品整理サービスの料金を安く抑える方法

遺品整理サービスは遺品整理の手間と時間を省けるというメリットがある一方、利用料が割高であるというデメリットがあります。そのため、少しでも料金を安く抑えたいという方が多いでしょう。

遺品整理サービスの料金を安く抑えるポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • 依頼前にできるだけ不用品を処分しておく
  • 複数の会社から相見積もりをとる
  • リサイクルショップやネットの買取りサービスを利用して不用品を売却する
  • 専門会社のスケジュールに合わせて依頼する

それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。

依頼前にできるだけ不用品を処分しておく

専門会社に依頼した場合の料金は遺品の量によって変化します。そのため、依頼する前に自身で少しでも不用品を減らしておけば、料金を下げられる可能性があります。

分別に手間と時間がかかるものはプロに任せて、自分ができるものは自身で分別すれば遺品の量が少なくなるため、節約につながるでしょう。

複数の会社から相見積もりをとる

遺品整理サービスは、どこの会社に依頼しても料金は変わらないと考えている方も多いでしょう。しかし、会社によって料金設定が大きく違うケースも少なくありません。

最低でも3社に相見積もりをとれば、見積金額が適正なのかどうかを判断でき、料金の安い会社に依頼できますので費用負担を抑えられるでしょう。

リサイクルショップやネットの買取りサービスを利用して不用品を売却する

購入してから日が浅い、または壊れておらず再利用できそうな家具・家電がある場合は、リサイクルショップに持っていったり、ネットの買取りサービスを利用したりするのも選択肢のひとつです。

リサイクルショップやネットの買取りサービスを利用した場合、不用品をお金に換えることが可能です。処分する場合は処分費用がかかりますが、売却する場合は不用品がお金に換わるだけでなく、遺品の量が減ることによって遺品整理サービスの利用料を少しは抑えられるでしょう。

専門会社のスケジュールに合わせて依頼する

自身の都合を優先した場合、繁忙期で人員を確保するための人件費が多くかかるといった理由で利用料が高くなる可能性があります。

一方、大まかな作業終了の目安だけを専門会社に伝えて、相手のスケジュールに合わせるようにすれば、利用料の値引きの交渉に応じてもらえることも少なくありません。必ずしも値引きの交渉に応じてもらえるわけではありませんが、工夫することで費用負担を抑えられるでしょう。

遺品整理を専門会社へ依頼する際の注意点

遺品整理を専門会社へ依頼する際の注意点

遺品整理をサポートする専門会社の中には、悪質な業者も多いため、トラブルを回避するためにも以下の注意点を押さえながら依頼することが重要です。

  • 追加料金がかかるかどうかをはっきり確認する
  • 「別途料金」に対する説明を求める
  • 回収してほしいものをきちんと伝える

それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

追加料金がかかるかどうかをはっきり確認する

悪質な専門会社の場合、見積書は安く提示しておきながら、後で追加料金を請求するケースも少なくありません。

契約後のトラブルを回避するためにも、見積書に「追加料金なし」の記載があるか、記載がない場合は追加料金の有無を事前に確認してから依頼しましょう。

「別途料金」に対する説明を求める

見積書に「追加料金なし」という記載がなくても、項目に「別途料金」という記載がある場合は注意が必要です。

見積書に別途料金という項目が設けられている場合、専門会社の都合で当日自由に別途料金を請求されてしまう可能性があるためです。別途料金という項目がある場合は、実際にどのような別途料金が発生する可能性があるか事前に確認し、明確な説明がない場合は他の専門会社に切り替えたほうが良いでしょう。

回収してほしいものをきちんと伝える

見積書を安く提示して契約を勝ち取ろうとする専門会社も多いです。そのような専門会社に依頼した場合は、処分費用が高額になりやすかったり、大きな遺品を回収しなかったりする可能性がありますので注意してください。

見積もりの段階でどこまでの回収を希望しているのかきちんと伝えれば、契約後のトラブルを回避できるでしょう。

良い遺品整理専門会社を見極める5つのポイント

良い遺品整理専門会社を見極める5つのポイント

信頼できる専門会社に出会うことができれば、トラブルなくスムーズに遺品整理を進められるでしょう。良い遺品整理専門会社かどうかを見極めるには、以下の5つのポイントを押さえておくことが大切です。

  • 電話や接客の対応が丁寧で説明がわかりやすい
  • 見積もりの詳細が具体的で明確である
  • 遺品整理に必要な資格を保有している
  • WEBサイトに専門会社の情報が載っている
  • 遺品整理に関するご相談はくらしのセゾン「遺品整理・生前整理」

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

電話や接客の対応が丁寧で説明がわかりやすい

問い合わせた際の対応が不親切な専門会社では、丁寧なサポートが期待できません。遺品を雑に扱う、見積もりが曖昧といったように何らかのトラブルに発展する可能性が高いです。

電話や接客の対応が丁寧かどうか、遺品整理に関する知識が豊富で説明がわかりやすいかどうかなどを確認してから依頼しましょう。

見積もりの詳細が具体的で明確である

相見積もりを依頼した場合は、費用負担を抑えるために見積書の金額が安い専門会社に依頼したいと考える方が多いでしょう。しかし、見積もりだけで決めるのは危険です。

悪質な会社の場合、見積書に詳細を記載せずに後から追加費用を請求するケースも少なくありません。見積もりの詳細が具体的で明確な会社であれば、トラブルを回避できる可能性が高いです。また、訪問見積もりに応じてくれる専門会社であれば、見積書と最終的な請求金額の乖離が生じにくいでしょう。

遺品整理に必要な資格を保有している

遺品整理で生じた不用品を回収する際は一般廃棄物収集運搬許可、不用品を買い取る際は古物商許可などの専門的な資格が必要です。これらの資格を有していないにもかかわらず業務をおこなっている専門会社は信頼度が低く、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意しましょう。

また、遺品整理の専門家である遺品整理士が在籍している会社もあります。必須条件というわけではありませんが、在籍していれば丁寧なサポートが期待できるでしょう。

WEBサイトに専門会社の情報が載っている

WEBサイトがある専門会社かどうかも良い会社かどうかを判断する重要なポイントです。料金体系や作業内容などが確認できるページがあれば、依頼後のトラブルを回避できる可能性が高まります。

しかし、昨今は簡単にWEBサイトを作成できてしまうので他のポイントも踏まえながら総合的に判断しましょう。

遺品整理に関するご相談はくらしのセゾン「遺品整理・生前整理」

遺品整理の専門会社選びにお悩みの方には、くらしのセゾンの遺品整理・生前整理をおすすめします。

くらしのセゾンの遺品整理・生前整理には、遺品整理士が在籍しており、見積もりが無料なので気軽に相談しやすく丁寧なサポートが期待できます。

相続発生時の遺品整理の悩みを解決したい方は、ぜひくらしのセゾンの遺品整理・生前整理にご相談ください。

くらしのセゾンの遺品整理・生前整理の詳細はこちら

おわりに 

遺品整理では、不用品を処分する際に費用がかかるのが一般的です。自分で遺品を整理して処分のみを自治体の粗大ゴミとして出し、不用品回収会社を利用すれば費用を抑えることが可能です。

しかし、自分で遺品を整理するには時間と手間がかかるため、スムーズに進まないことも珍しくありません。遺品整理を速やかに進めるには専門会社のサポートが欠かせませんが、時間と手間を省ける分、費用が割高になります。

専門会社に依頼する際は、どのような費用を安くする方法があるのかを事前にしっかり調べてから依頼しましょう。

よく読まれている記事

みんなに記事をシェアする