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借り換えローンのデメリットが知りたい!検討するべき人や上手な利用方法を紹介

借り換えローンのデメリットが知りたい!検討するべき人や上手な利用方法を紹介
セゾンのくらし大研究 編集部

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豊かなくらしに必要な「お金」「健康」「家族」に関する困りごとや悩みごとを解決するために役立つ情報を、編集部メンバーが選りすぐってお届けします。

借り換えローンといえば「返済額を減らす手段」とイメージされる方が多いですが、逆に返済額が増えてしまうデメリットが発生する場合もあります。デメリットについて知らずに借り換えローンを利用すると「前の契約の方が返済額が少なかった」という失敗が起こる可能性が高いです。

返済額を少なくしようとして借り換えローンを利用したのに、逆効果になってしまうと、負担が今よりも増加してしまいます。

本記事では、借り換えローンのメリットやデメリット、借り換えを検討したほうがいい方・しないほうがいい方について詳しく解説します。

この記事のまとめ

借り換えローンのデメリットは、返済額が増える恐れがある点、審査に通らない可能性がある点です。現在の設定金利が低い方や負担を感じていない方は、契約しているローン会社で支払いを続けた方が良いでしょう。一方で、金利を低くできれば返済額を減らせるメリットもあります。返済に負担を感じている方や金利が高いローンを契約している方は、借り換えローンの利用を検討するのがおすすめです。現在のローン返済総額などの条件と借り換えローンを利用した後の内容を比較し、負担を軽くできるようなら借り換えローンを検討しましょう。

借り換えローンとはどんなもの?

借り換えローンとはどんなもの?

メリットやデメリットをお伝えしていく前に、借り換えローンとはどんなものかを、概要や審査内容について解説していきます。「言葉は知っているけど、詳しい内容は知らない」という方は、参考にしてみてください。

借り換えローンとは?

借り換えローンは、返済中のローン会社とは別のローン会社と契約をして、返済先を変更することです。新しく契約したローン会社から借り入れたお金で、これまで返済してきたローン会社への支払いを全て済ませるので、返済先が2つにはなりません。

ローン会社や借り入れをするタイミングによって適用金利が異なるため、適切なタイミングとローン商品を選択できれば、ローン返済の負担を減らせます。しかし、反対にローン返済の負担が増えてしまうケースもあるため、慎重に検討することが大切です。

借り換えローンの審査内容

一度ローン契約をしたからといって、借り換え先のローン会社の審査が免除になるわけではなく、新しく申し込む借り換え先のローン会社でも以下のような項目が審査されます。返済中の間に、勤務先や収支の状況が大きく変化した場合は審査が通らない可能性もあるため、事前に審査項目をチェックしましょう。

個人信用情報

借り換えの対象となるローン返済だけでなく、他の支払いに延滞などの問題が発生していないかを個人信用情報を元に審査します。個人信用情報に問題があった場合、支払い能力がないと判断されて審査に落ちてしまうケースもあるため、普段から支払いの遅れが発生しないよう注意しなければいけません。

特に、クレジットカードを解約する際は、カード払いに設定しているものが、全て新しいカードや支払い方法に移行されているか確認してから手続きをしましょう。変更の手続きを忘れている支払いがあった場合、知らない間に延滞が発生している恐れがあります。

料金がかかりますが、個人信用情報を記録している全国銀行個人信用情報センターなどに申請をすれば、信用情報の確認が可能です。「個人信用情報に問題がないか不安」という方は申請してみましょう。

総量規制

貸金業法には「貸金業者は申込者の年収の3分の1を超える金額を貸し付けてはいけない」という総量規制の決まりがあるため、ローン会社は決まりに沿って審査をします。借り換えローンの対象となる支払いの他に、借り入れがある場合は全ての借り入れの総額を計算してみてください。

年収の3分の1を超えていなくとも、年収の3分の1に近い金額であれば、ローン会社によっては審査に通らない可能性があります。手元の資金に余裕がある場合は、返済を済ませておくなどして、総量規制に引っかからないようにしておきましょう。

年収や勤務先など

個人信用情報や総量規制などの、支払いや借り入れ状況だけでなく、年収や勤務先などの個人属性に関することも審査対象です。お金を貸す側にとっては、貸した分のお金を確実に返してくれるかを判断する必要があるため、安定してお金が入ってくるのか、他に支払うべきものはないのかを見られます。

特に仕事に関する情報は重要です。安定した収入はあるものの、勤続年数が1年未満であるなど、退職や転職をする可能性が高いと判断されると、審査に影響が出るケースがあります。借り換えローンを検討しているのなら、退職や転職のタイミングを再度検討するなど、審査に影響のないように状況を整えていきましょう。

おまとめローンとの違いは?

おまとめローンは、複数あるローンをひとつのローンにして、支払いを一本化することです。借り換えローンは「ローンの支払い先(契約先)を変更すること」なので、同じ意味ではありません。

おまとめローンのメリットは、支払いを一本化することで、管理がしやすくなることですが、金利によっては返済総額が高くなってしまう可能性がある点がデメリットです。また、借り換えローンと同じく、おまとめローンを利用する際も審査が必要になるため、改めて個人信用情報のチェックなどをする必要があります。

借り換えローンのメリットは?

ローンの契約・返済先を変更する借り換えローンは、返済額や利用限度額などの面で、いくつかのメリットがあります。契約状況や返済額によっても得られるメリットが異なるので、契約内容や利用を検討している借り換えローンの概要を見ながら、チェックしてみてください。

返済額が減る可能性がある

選択した借り換えローンが、これまで契約・返済していたローンよりも金利が低い場合、返済額が減る可能性があります。返済総額・月々の返済額を減らせるので、支払いの負担を軽減できるだけでなく、場合によっては完済までの期間を短くできるのがメリットです。

近い将来に住宅や車の購入を考えているなど、他のローン審査を受ける必要があるのなら、返済額を減らしておく必要があります。ローンの契約ごとに「年収の3分の1に近づいていないか」など、抱えているローン返済額や年収などの状況をみられるため、今後金額の大きい買い物をする予定があるなら借り換えローンを検討することはおすすめです。

利用限度額が増える可能性がある

借り入れの利用限度額は、ローン会社によって設定が異なるため、選択する借り換えローンによっては利用限度額が増える可能性があります。利用限度額が増えれば「結婚式でまとまったお金が必要になった」などの特別出費の対応が可能です。

もちろん誰でも設定されている利用限度額まで利用できるわけではありません。借り換えの対象となる現在のローンの総返済額や年収などの状況を審査し、支払い能力があると判断された場合に利用限度額が増えます。利用限度額が増えた場合でも、支払い計画を立て、確実に返済できる金額の範囲内で利用するようにしましょう。

金利が下がる可能性がある

金利が下がる可能性がある

借入金額に対する金利は、利用するタイミングやローン会社によって異なるため、借り換えをした際に金利が下がる可能性があります。金利が下がれば、前述したように返済額が減り、支払いの負担が軽減されるのがメリットです。

特に元利均等払いを選択していた場合は、金利が下がった分、月々の返済額が減るため、プラスの影響が出ます。借り換えローンを利用する前に、借り換えをした後に返済総額や月々の返済額が、どれほど変化するのかを確認してみましょう。

返済しやすくなることも

借り換え前のローン返済の際に、提携しているATMが生活範囲内にないなど、返済に手間がかかっていたのなら、借り換えローンを利用することで返済方法が改善されるケースがあります。提携ATMや返済方法はローン会社によって異なるため、借り換えローンを利用するなら、今よりも利便性の良い方法を選択できるローン会社の申し込みをするのがおすすめです。

昨今では、コンビニに設置されているATMと提携しているローン会社が多く、買い物ついでに返済の手続きができるローンがあります。現状が不便と感じているなら、返済しやすくなるローン会社を検討してみましょう。

借り換えローンのデメリット

借り換えローンを利用すると金利が下がり、返済総額が減る可能性があるのがメリットですが、借り換えローンを利用する前に知っておきたいデメリットもあります。

「借り換え=返済総額が必ず減る」とイメージされている方も多いので、デメリットについても頭に入れておきましょう。

審査によっては借り換えできないことがある

借り換えローンを利用する際も、新規でローンを申し込みをするのと同じく、返済総額や年収などの審査があります。審査の基準などの内容は、ローン会社によって異なるため、A社で審査が通ってもB社で通るとは限りません。

借り換えの対象となるローンを組んだ後に、住宅や車を購入した場合は注意が必要です。返済する必要のあるものが多くなっているなどの変化があった場合は、審査に通らない可能性があります。確実に借り換えローンが利用できるわけではない点に注意しましょう。

返済額が増える場合もある

借り換えローンには返済額が減る可能性があるメリットがありますが、反対に返済額が増える可能性があるというデメリットもあります。例えば、これまでのローン契約よりも金利が低いローンを申し込んだものの、審査が通ったのは金利がこれまでよりも高いローンであった場合です。

提携ATMが多いなどの支払いのしやすさがメリットとしてあっても、返済額が増えることで支払いの負担は大きくなります。同じ期間で月々の返済額が増えるなら、返済期間を長くして月々の返済額を減らす方法がありますが、返済が長期化するのがデメリットです。

借り換えローンを利用する場合は「返済額が減るケースがあるが、増えるケースもある」という点を頭に入れて、契約内容を検討しましょう。

借り換えローンを検討したほうがいい方・しないほうがいい方は?

借り換えローンのメリット・デメリットをお伝えしてきました。しかし「デメリットまで理解できたけど、自分は借り換えローンを利用した方がいいのか」と迷っている方は多いのではないでしょうか。

そこで、借り換えローンを検討したほうがいい方・しないほうがいい方をそれぞれ解説していきます。

借り換えローンを検討すべき

借り換えローンを検討すべきなのは、以下のような方です。

  • 返済が負担になっている方
  • 金利が高いな…と感じている方

当てはまる方は、借り換えローンを利用した後の返済総額や金利をチェックしながら検討しましょう。

返済が負担になっている方

ローン返済が負担になっていて、家計が厳しいなどの困った状態である場合は、借り換えローンを検討しましょう。契約しているローン会社に相談すれば、少しでも負担を減らせるような対処をしてくれるケースがありますが、大きく負担を減らすには借り換えがおすすめです。

借り換えローンを利用すれば、返済総額を減らしたり、返済期間を今よりも長くしたりして、負担を減らせる可能性があります。検討しているローン会社へ相談し、契約内容を検討してみましょう。

金利が高いな…と感じている

ローンの金利が高く、金利部分しか返済ができていない状態であるのなら、借り換えローンの検討がおすすめです。前述したとおり、金利はローン会社や契約するタイミングで設定が異なるため、借り換えをすることで金利を低くできる可能性があります。

金利を低くできれば、返済の負担を減らすことにもつながるので、ローン会社のホームページに記載された金利をチェックしてみましょう。借り換えシミュレーションをWEBでできる場合もあるので、活用してみてください。

借り換えローンを利用しないほうがいい方

借り換えローンを利用しない方がいい人

借り換えローンを利用しないほうがいいのは、以下のような方です。

  • 返済が負担になっていない方
  • 借入額が小さい方
  • ローンの金利が低い方

上記に当てはまる方は借り換えをすることで返って負担が増えてしまう可能性があるため、慎重に検討を進めましょう。

返済が負担になっていない

借り換えローンの最大のメリットは「返済総額を減らして負担を軽減させること」なので、現状返済が負担になっていない人は借り換えをおすすめしません。借り換えローンを利用する際には、審査や申し込みに時間・手数料がかかるので、メリットが小さいならそのまま返済を続けた方が良いでしょう。

借入額が小さい

借入額が小さい場合は、大きく返済総額が変わらないため、借り換えローンの利用はおすすめしません。

例えば100,000円の借り入れをしていて、金利が今よりも3%低いローン契約とした場合、年間3,000円程度の差になります。審査や申し込みの書類の準備や、やり取りをして3,000円程度の効果であれば、そのまま今のローン会社で返済を続けた方が良いのではないでしょうか。

ローンの金利が低い方

すでに現在のローン契約の金利が低い場合は、借り換えローンを利用した場合の下がり幅が小さく、あまり効果が得られません。借り換えローンの大きな目的は、金利を下げる点にあるため、元々の金利が小さい場合は、契約しているローン会社で支払いを続けるのがおすすめです。

借り換えローンの上手な利用方法

借り換えローンの上手な利用方法

借り換えローンは、現在の金利・返済方法・返済総額と、利用する借り換えローンの内容を比較し、負担を減らすことができると感じた時に利用するのがおすすめです。

ローン会社によって、設定金利や返済方法などが異なるため、より自分に合ったローンを選択する必要があります。

どのローンが良いか迷ったときは、クレディセゾンの「MONEY CARD(マネーカード)」がおすすめです。MONEY CARDの特長は大きく2点あります。

1点目は、月々の返済額が4,000円から用意されています。利用残高に応じて月々の返済額を少額から選択することも可能です。2点目は、利率が融資コースに応じて低く設定されている点です。融資コースが200万円の場合は利率が8.47%、300万円の場合は6.47%とぐっと低くなります。(2022年7月現在)

カードローンの借り換えを検討されている方は、ぜひチェックしてみてください。

MONEY CARDの詳細はこちら

おわりに 

借り換えローンは、返済額が増えたり審査が通らなかったりするなどのデメリットがあります。一方で、金利を低くできる可能性があるなどのメリットもあるため、負担を感じている場合は検討してみるのがおすすめです。

ローン会社によって利用限度額や設定金利は異なるので、現在の返済内容と比較しながら検討を進めていきましょう。「自分では判断が難しい」という場合は、希望に沿って最適なプランを提案してくれるローン会社に相談してみてください。

【貸付条件一覧】クレディセゾン

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セゾンカードローン/MONEY CARD(クレディセゾン)
セゾンカードローン ゴールド/MONEY CARD GOLD(クレディセゾン)
ご融資額:1~300万円
ご融資利率:実質年率 8.0%~17.7%
ご返済回数・期間:1~140回/1~140ヵ月
ご返済方式:定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 7.3%~20.00%
担保・保証人:不要
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メンバーズローン(クレディセゾン)
ご融資額:10~300万円
ご融資利率:実質年率8.0%~15.0%
ご返済回数・期間:6回~96回・6ヵ月~96ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式
遅延損害金:年率11.68%~20.00%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
セゾンカード/ゴールドカードセゾン(クレディセゾン)
ご融資額:1~950万円
ご融資利率:実質年率 2.8%~18.0%
ご返済回数・期間:1~110回/1~110ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 4.08%~20.00%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
UCカード/UCゴールドカード(クレディセゾン)
ご融資額:1~300万円
ご融資利率:実質年率 15.0%~18.0%
ご返済回数・期間:1回~160回/1ヵ月~160ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、元金定額返済方式・ボーナス月元金増額返済方式・ボーナス月のみ元金定額返済方式
遅延損害金:年率 20.0%
担保・保証人:不要
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ローソンPontaカード・キャッシング(クレディセゾン)
ご融資額:1~100万円
ご融資利率:実質年率 15.0%~18.0%
ご返済回数・期間:1回~45回/1ヵ月~45ヵ月
ご返済方式:一括返済方式、定額リボルビング方式
遅延損害金:年率 20.0%
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
リフォームローン
ご融資額:30~500万円(1万円単位)
ご融資利率:長期プライムレート(みずほ銀行)+2.50%(実質年率 15.0%以内)
ご返済回数・期間:12回~420回/12ヵ月~420ヵ月
ご返済方式:元利均等返済
遅延損害金:年率 14.5%(365日の日割り計算)
融資事務手数料:33,000円(税込) ※消費税は融資日の税率を適用
担保・保証人:不要
ーーーーーーーーー
長期固定金利住宅ローン「フラット35」 住宅金融支援機構買取型
ご融資額:100万円~8,000万円
ご融資利率:実質年率0.911%~2.109% 固定金利
借入期間、手数料タイプ、融資率、団体信用生命保険の加入の有無及びその種類に応じて融資利率は異なります。
融資利率は毎月見直されます。
ご返済回数・期間:180回~420回、180ヵ月~420ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
遅延損害金:年率 14.5%(365日の日割り計算)
融資事務手数料:
<定率タイプ>融資額の3.3%以内(税込)、但し最低事務手数料額は220,000円(税込)
<定額タイプ>55,000円以内
担保:融資対象となる土地・建物に、住宅金融支援機構を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
保証:原則不要
ーーーーーーーーー
長期固定金利住宅ローン「フラット35」 住宅金融支援機構保証型
ご融資額:100万円~8,000万円
ご融資利率:実質年率0.850%~15.000% 固定金利
借入期間、手数料タイプ、融資率、団体信用生命保険の加入の有無及びその種類に応じて融資利率は異なります。
融資利率は毎月見直されます。
ご返済回数・期間:119回~419回、119ヵ月~419ヵ月
ご返済方式:元利均等返済方式、元金均等返済方式
遅延損害金:年率14.5%
融資事務手数料:<定率タイプ>融資額の3.3%以内(税込)、但し最低事務手数料額は220,000円(税込)
担保:融資対象となる土地・建物に、当社を第1順位とする抵当権を設定させていただきます。
保証:原則不要

ーーーーーーーーー
株式会社クレディセゾン
貸金業者登録番号
関東財務局長(14)第00085号
日本貸金業協会会員 第002346号

当社が契約する貸金業務にかかる指定紛争解決機関の名称
日本貸金業協会 貸金業務相談・紛争解決センター

TEL:0570-051-051
(受付時間9:00〜17:00 休:土、日、祝日、年末年始)

※貸付条件をよくご確認のうえ、計画的にご利用ください。
※当社所定の審査がございます。審査によりご希望の意に添えない場合もございますのであらかじめご了承ください。

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