お金を使いすぎたときは、何らかの方法でお金を準備しなくてはいけません。次の給料日までできる限りの方法を試して、何とか乗り越える努力をしましょう。このコラムでは、お金を使いすぎたときの対処法を解説しています。参考にしてください。
1.お金を使いすぎる人に共通する4つの行動
給料前になるとお金が残っていないことがよくある方は、もしかしたらお金を使いすぎているのかもしれません。お金を使いすぎる方には、次の4つの共通する行動が見られます。紹介した行動のうち、当てはまるものはないでしょうか。一度、ご自身の生活を振り返ってみましょう。
- 毎月の収支を把握していない
- 衝動買いをする
- クレジットカードの利用額を把握していない
- 節約や貯金が苦手
1-1.毎月の収支を把握していない
毎月の収支を把握していない方は、お金が残らない可能性があります。例えば、ご自身の収入について考えてみましょう。給料の額面額ではなく手取りはいくらなのか、また、手取りの中から家賃や携帯電話代などの固定費を除き、どの程度の金額を毎月使えるのか、把握していないと、知らず知らずのうちにお金を使いすぎていることがあります。
また、支出についても同様です。財布にあるだけお金を使っていると、いくらあっても足りません。最近はインターネットショッピングや電子マネーなどを利用する機会も多く、使った金額を正確に把握できていない方もいるでしょう。
例えばサブスクリプション・サービスなどを利用している場合も、何にいくら使っているのか把握できていない可能性があります。このように毎月の収支を把握していない方は、お金を使いすぎている実感がないのにお金がない状況に陥りがちです。
1-2.衝動買いをする
計画性のない使い方をする方も、お金をつい使いすぎてしまいます。次のような行動を取っていないか、確認しましょう。
- 特に買いたいものがあるわけではないのに、習慣的にコンビニに寄ってしまう
- 買いたいものがあってお店に入ったものの、特に欲しくないものまで買ってしまう
- 「お買い得」「2個なら〇円」の言葉を見ると不要なものも買ってしまう
このような方は衝動買いの傾向にあると考えられます。衝動を抑えるのが難しいという場合は、用事がないときにはコンビニなどに行かない、用事があるときは目的の商品以外を買わないことを意識していきましょう。
1-3.クレジットカードの利用額を把握していない
現金で買うものについてはある程度金額を把握していても、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済については利用額を把握していないという方もいます。最近は、利用明細書も郵送ではなく電子明細書として発行されていることが多いため、利用した金額を意識していない方も多いでしょう。
しかし、キャッシュレス決済であれ、現金払いであれ、使ったらお金が減るのは一緒で変わりません。少なくとも月に一度はクレジットカードや電子マネーの利用明細書を確認し、いくら使っているのか把握しておきましょう。
1-4.節約や貯金が苦手
便利さを追求することは悪いことではありません。しかし、便利さに対して支払う金額が見合ったものでないときは、利用するかどうか立ち止まって考えるほうが良いでしょう。
また、コンビニや割高なスーパーですべての食材を買ったり、毎日ペットボトルの飲料を買ったりで、1回ごとの価格は高くなくても、積み重なると大きな出費に繋がります。ちょっとしたことでも節約することが苦手な方は、長い年月で見れば多額を浪費しているかもしれません。
また、貯金が苦手な方もお金を使いすぎる傾向にあります。貯金をすると手元に残る金額が減り、毎月自由に使えるお金自体も減ってしまいますが、将来のために備えてお金を貯めていくことが大切です。本当に必要なときに「お金がない」と慌てることがないように、給与を受け取ったらまず先に貯金分を除いておき、残額で計画的に生活するようにしましょう。
2.お金を使いすぎる人が取るべき4つの行動
お金を使いすぎてしまう4つの行動のいずれかに該当する方は、今はお金に苦労していなくても、将来的に困る局面が生じるかもしれません。将来に備えるためにも、行動を変えていく必要があるでしょう。次の4つの行動を意識すると、お金を使いすぎることがなくなります。1つずつ詳しく見ていきましょう。
- 毎月の収支を把握する
- 見栄を張らずに行動する
- 節約と貯金を心掛ける
- 支払うべきものは支払う
2-1.毎月の収支を把握する
毎月の収支を正しく把握すれば、何かを買うときに「今月は使いすぎているから、買わないでおこう」と自然に自制する気持ちが働くようになります。また、毎月自由に使える金額が明らかになるため、無駄な出費かどうかを見極めやすくなるでしょう。
毎月の収支を把握するためには、一度全ての収入と支出を書き出すことが必要です。まずは、収入を把握します。給料明細の手取りの部分を毎月の収入、つまりその月に使っても良い金額として考えれば、ボーナスや臨時収入を貯蓄に回すことができるでしょう。
また、支払いについては1回ごとに家計簿で記録することで把握します。レシートを取っておくのも良い方法ですが、電子マネーや交通カードなど明細を調べにくい支出もあるため、すべてに対して適した方法とはいえません。
外出先でもレシートがない場合でも簡単に支払いを記録できるように、家計簿アプリを利用するのもおすすめです。電車に乗ったら「電車代:240円」のように移動の間に入力すれば、毎日の支出がより簡単に把握でき、記録漏れもなくなるでしょう。
毎月の引き落としについても、家計簿アプリに入力して記録しておきましょう。例えば、電子雑誌の購読料といった固定費も忘れずに入力しておきましょう。支出を1ヵ月管理すると、どこに無駄が多いのか一目でわかるようになるでしょう。
2-2.見栄を張らずに行動する
本当に必要なときにお金を使うためにも、見栄を張らずに行動することが大切です。友人が買うから、会社の同僚からの感心を引きたいという理由でものを買うのは、決して賢い行動とはいえません。自分にとって本当に必要なものなのか、本当に気に入っているものなのかをよく考えてから選び、満足度の高い消費生活を送りましょう。
2-3.節約と貯金を心掛ける
お金を使いすぎてしまう方は、節約と貯金への意識があまり高くはないのかもしれません。まずは節約と貯金の両立を心掛け、普段の生活で実践していきましょう。実際のところ、節約は辛いことではありません。
無駄なものや満足を得られないものは購入しないことで、自由に使えるお金を増やすことができます。また、貯金も同様です。お金を貯めることで、将来使えるお金が増え、より幅広い選択肢の中から未来の自分を描くことができます。
2-4.支払うべきものは支払う
たとえお金を使いすぎてしまったときでも、支払わなくてはいけないものはあります。例えば家賃やクレジットカード、携帯電話代、電気代などの支払いは、決まった期限までに支払わなくてはいけません。
支払いの中には期限が遅れると延滞料金が発生したり、サービスが止められてしまったりするものもあります。節約を心掛けながら、請求費用の支払いが滞ることのないように注意しましょう。
支払いの中には、期限に遅れることで信用情報に影響を与えるものもあります。例えばクレジットカードの支払いやローンの返済、携帯端末の分割料金などに関しては、特に注意が必要です。
3.お金を使いすぎたときの対処法4つ
何かと出費が重なり、お金を使いすぎてしまうときもあるかもしれません。車をぶつけてしまった、複数の家電が壊れて買い替えたなど、思わぬ出費で家計を圧迫することもあるでしょう。そのようなときには、次の方法で乗り切れることがあります。それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
- 不用品を売って臨時収入を得る
- 副業で収入を得る
- 家族や友人に助けてもらう
- キャッシングやローンでお金を借りて一時的にしのぐ
3-1.不用品を売って臨時収入を得る
不用品を売ることで収入を得る方法も検討できます。例えば、家に使わないブランドバッグや貴金属などがあるときは、買取会社に売って、臨時収入を得られるでしょう。また、着なくなった服や使っていない家電などもフリーマーケットなどで売れることがあります。家の中に売れそうなものがないか探してみてください。お金に変えられるだけでなく、家の中をすっきりと整理することもできるでしょう。
3-2.副業で収入を得る
無駄遣いが多いわけではないのにいつもお金がない方は、もしかしたら使い方ではなく収入に問題があるのかもしれません。副業を始めて、収入を増やすことも検討してみましょう。
例えば、土日祝日は仕事がないのであれば、土日のどちらか、あるいは連休のうちの1日を副業にあててみてはいかがでしょうか。コンビニなどの販売店スタッフや引っ越し会社のスタッフ、塾講師などで一日働けば、日給は1万円でも月に4、5万円程度の副収入を得られます。
外で働くことが難しい方は、在宅でできる仕事も検討できるでしょう。例えば、WEBサイトのデザイナーやライターなどの仕事であれば、パソコンさえあればすぐに始めることができます。コンスタントに仕事をこなせば、安定した副収入に繋げられるかもしれません。ただし、勤務先によっては副業を禁止していることもあります。副業を始める前に、就業規則を確認しておきましょう。
3-3.家族や友人に助けてもらう
今すぐお金が必要なときは、副業などでは間に合わないかもしれません。また、家の中に売れそうなものがないという場合もあるでしょう。どうしても自力で対応できないときは、家族や友人に助けてもらうこともひとつの方法です。なぜお金が必要なのかを詳しく説明し、お金を借りられるように頼んでみましょう。
当然のことですが、借りたら返済しなくてはいけません。家族や友人が安心してお金を貸せるように、借用書を作成し、いつまでにいくらを返済するということを文書化しておくと良いでしょう。なお、家族などからお金を借りるときにも、利息を決めないでおくと「贈与」とみなされ、贈与税の対象となることがあります。
3-4.キャッシングやローンでお金を借りて一時的にしのぐ
クレジットカードのキャッシングで、お金を借りる方法も検討できます。キャッシングとは、クレジットカードによる借り入れのことです。クレジットカードをお持ちの場合は、キャッシングに対応しているか調べてみましょう。
セゾンのクレジットカード「SAISON CARD Digital」では、インターネットを活用したONLINEキャッシングが利用できます。ご契約後最短20分で振込みで借り入れできます。
また、国内初の完全ナンバーレスのクレジットカードで、カードナンバーが印字されていません。ナンバーを盗み見されるリスクもないので、安心してご利用いただけるのではないでしょうか。
また、カードローンを利用してお金を借りることも検討できます。カードローンとは利用限度額まで何度でも借り入れできる極度型タイプのローンのことです。
契約を済ませておけば、お金が必要になったときは、合計額が利用限度額内であれば新たに審査を受けなくても借りられます。
4.本当にお金を使いすぎた場合は「かんたん安心ローン」がおすすめ
お金を使いすぎ、今すぐ生活費などを用意しなくてはいけないときは、セゾンファンデックスの「かんたん安心ローン」もご検討ください。
セゾンファンデックスの「かんたん安心ローン」には「カードローン」と「フリーローン」の2つの種類があり、それぞれ適した場面が異なります。ご利用の方法の違いや特徴について解説するので、ぜひ参考にしてください。
4-1.急な出費に備える「カードローン」
給料日前になるとお金が足りなくなることがよくあるという方には、セゾンファンデックスの「かんたん安心カードローン」がおすすめです。カードローンは限度額まで何度でも利用可能なため、ご契約後は新たに審査をしなくても不足分だけお借入れいただけます。
また、お急ぎの方にも「かんたん安心カードローン」はおすすめです。申し込みの最短当日にご利用いただけるため、生活費が足りないときや家賃などの支払い期限にもスムーズに対応できるでしょう。
4-2.一時的な必要に備える「フリーローン」
一時的な不足だけに対応したいという方は、セゾンファンデックスの「かんたん安心フリーローン」のフリーローンタイプもご利用ください。フリーローンとは、最初に必要額をまとめて借り、定期的に返済していくタイプのローンです。カードローンとは異なり、途中で借り入れの金額が増えることがないため、より計画的に返済していただけます。
セゾンファンデックスの「かんたん安心ローン」のフリーローンタイプは、返済サイクルをお選びいただけるのも特徴です。一般的な1ヵ月に1回の返済サイクルだけでなく、2ヵ月に1回のサイクルもご用意していますので、年金収入など2ヵ月に1度収入がある方もご利用いただきやすいでしょう。
おわりに
お金を使いすぎることが多い方は、一度、ご自身の行動パターンを探ってみてはいかがでしょうか。衝動買いが多い、収支を把握していない、クレジットカードの利用額を把握していないなどに当てはまる場合は、お金の管理が難しくなり、支出が収入を超えてしまうこともあるかもしれません。
お金を使いすぎているときは、収支を意識した生活を送ることで、収入に見合った支出に抑えやすくなります。
しかし、お金を使いすぎているわけではなくても、急な出費が重なり、お金が不足する場合もあるでしょう。そのようなときは、一時的にローンやキャッシングなどを利用することも検討できます。状況に合った対応方法を覚えておくことで、万が一のときにもスマートに対応できるようになるかもしれません。